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睡眠があたなの魅力を引き立てる!:スエーデンの科学大実験 (BBC-Health, May 17, 2017)

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 顔 (face) は心の鏡。悲しさや怒り、喜びなどの内的な感情に留まらず、その人の気品や貪欲な性格までも映し出す。さらに、体の具合も、顔に現われてしまう。
 周りの人は、その顔の表情から、自らの印象・感性、経験などを頼りに、相手の心や体調に関する情報を読み取り、人間関係を積み上げている。

 怒りっぽい人はむろんのこと、どことなく病的に見えたり、覇気に欠ける人には、何かしら近づきがたいものを感じてしまう。つまり「魅力 (attractiveness)」が薄れる。

 Sweden「The Karolinska Institute (カロリンスカ研究所)」の Dr Tina Sundelin らの研究グループは、『睡眠を十分にとらないと、人の魅力がどのように変化するか』について革新的な実験を実施し、その結果を科学雑誌「Royal Society Open Science」に発表した。

 実験台 (guinea pigs) として協力したのは、男女 25 名の学生。初めに、このボランティアの被験者には、2 夜連続して睡眠を十分にとってもらい、その 1 週間後、今度は、睡眠時間を4時間に制限した 2 夜を過ごしてもらった。
 いずれの実験でも、目覚めた被験者の「素顔 (make-up free face)」を写真に撮り、第3者 (strangers) として協力して戴いた Stockholm (ストックホルム) 在住の男女 122人に、その写真を見せて、次の 5項目に関する評価をお願いした。

・attractiveness    :魅力
・health                :健康度
・sleepiness        :眠たさ
・trustworthiness :信頼度
・How much would you like to socialise with this person in the picture? :写真の人とお付き合いしてみたいレベルは?

 その結果、睡眠不足で、「dark-circled 'panda' eyes (パンダのように目の周りに隈(くま))」ができていたり、「puffy lids (まぶたが腫れている) 」人については、健康に不具合があり、近づきがたいと判断されることが分かった。つまり、「beauty sleep (美容のための睡眠)」は正しいことが科学的に証明されたのだ。

  Dr Sundelin は、結論として次のように述べる。

"An unhealthy-looking face, whether due to sleep deprivation or otherwise, might activate disease-avoiding mechanisms in others."
"In other words, people don't want to hang around with people who might be ill, whereas someone who looks energetic and ft will hold lots of appeal."

[ 睡眠不足であれ、何であれ、顔がやつれてみえる人に対しては、病気の感染を避けようとする人間の心理的なメカニズムが働く。]
[ 言い換えるなら、人は誰でも、病気がちに見える人とは関わりたくないのだ。逆に、はつらつとして健康そうに見える人には、魅力を感じる。」

 なお、Liverpool 大学の心理学者 Dr Gayle Brewer のコメントは、

"We want our partners to be attractive and energetic."
[ パートナーには、いつも魅力的で、はつらつとしていて欲しいと願うものだわ。]

 だから、自分のためだけではなく、一緒に暮らすパートナーのためにも、どうか、十分な睡眠を。
               (写真は添付のBBC Newsから引用。)

 

 

ガラガラヘビにキスを求めた男:拒絶され、咬まれて大けが (BBC-News, May 17, 2017)

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 マムシは薄黒く、どことなく気味が悪い。その上、強烈な毒を牙に隠し持っている。ところで、西部劇に登場するヘビと言えば、ガラガラヘビ (rattlesnake)。Oxford の英語辞書 COD は次のように説明する。

"heavy-bodied American pit viper with a series of rings on the tail that rattle when vibrated as a warning."
[ アメリカ大陸に生息し、体型がドッシリとしたマムシ亜科の毒ヘビ。尾の先は連続したリング上の空洞になっていて、敵に遭遇すると、これをガラガラ鳴らして威嚇する。]

  さて、5月16日 (火)の午後のことだ。USA の Florida (フロリダ州)「Putnam County」に住む Mr Ron Reinold は、酒に酔っていた。何を思ったか、ガラガラヘビがじっとしているのをいいことに、その口にキスをしようと迫った。ところが、ガラガラヘビちゃんはこれを素気なく拒否。目玉ぎょろぎょろにして、男の顔に咬みついた。この攻撃でMr Reinold は、意識がかろうじてあるものの、深刻な状態に陥った。

 幸い、近所に住む Mr Chales Goff がすぐに「Putnam County Fire Rescue」に電話した。そのお陰で、男はヘリコプターで近くの病院に運ばれ、手当を受けることができて、現在、回復に向かっているという。なお、当局によると、ヘビは最大 2.4mにも成長する大型の「eastern diamondback rattlesnake ( ヒガシダイヤガラガラヘビ)」。

 Florida のニュース番組「Action News Jax」で、Mr Goff は次のように語ったそうだ。

"Ron was just acting silly, you know? I guess he said he could kiss the devil and get away with it, but evidently he didn't.
[ Ronはまったくバカなことをやらかそうとしたんだ。ほんとにねぇ。悪魔にキスして、ただで済まされるとでも思ったのだろうよ。どう見たって、済むはずがなかったけどね。]

 それにしても、
"It is still not clear why Mr Reinold tried to kiss the rattlesnake."
"It's illegal to keep a rattlesnake in Florida without license."
[ なぜ、Mr Reinoldがガラガラヘビにキスをしようとしたのかは、今もって不明。]
[ ただし、フロリダ州では許可なくガラガラヘビを飼うことは違法とされる。]

 当のガラガラヘビちゃんはその後どうしたかって?「捕まったら大変。これは試練(ordeal) の一大事」と、騒ぎにまぎれて、すたこら逃げ去ったそうだ。
               (写真は添付のBBC Newsから引用。)

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アメリカの高校生の死因:自動車事故? いや、カフェイン! (BBC-News, May 16, 2017)

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[ カフェイン (caffeine) は興奮剤。これを摂取すると、数分も経たない内に中枢神経に働き、注意力が高まり、眠気が覚める。]
" Caffeine is a stimulant. It acts on the body's central nervous system within minutes, increasing alertness and reducing sleepiness."

  しかし、2015年に発表された「The European Food Safety Authority (欧州食品機関)」の報告書によれば、大人が 400mg/day 以上のカフェインを摂取すると、次のような副作用 (side-effects) のリスクが生じる。

・increased heart rate ;心拍数の増加
・higher blood pressure:高血圧
・irregular heartbeat  :不整脈
・tremors         :震え
・nervousness    :神経質
・insomnia      :不眠症
・panic attack    :パニック発作

 さて、先月の 4月 26日 (水) のことだ。US は South Carolina (サウスカロライナ州)の高校「Spring Hill High School」に通う Davis Allen Cripe 君 (16歳) が、午後 2:30頃、教室で突然意識を失い、その 1  時間過ぎに息を引き取った。運転免許を取得した直後だった。

 Davis 君は昼休み時間に McDonald 店で「カフェラッテ (Cafe latte)」を飲み、さらに「Diet Mountain Dew (570ml)」、「energy drink (450ml)」を立て続けに飲んでいた。Davis 君の摂取したカフェイン量は総計 470mg と推定されるという。

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 検視に当たった「Richland County coroner (リッチランド・カウンティの検視官)」Mr Gary Wattsによると、死因は、おそらく、カフェインの過剰摂取が原因の「不整脈(arrhythmia)」。Davis 君の体重は 90kg。しかし、病的に肥満 (morbidly obese) と言えるほどではなく、これまで心臓に異常があったわけでもない。
 しかし、問題は、短時間に多量のカフェインを摂取したことにある。カフェインは一度体内に入ると、体から抜けるまで何時間もかかる成分だ。

 なお、一般の目安として、フィルター・コーヒ ー(brewed coffee) は1日4杯が限度。 カフェインを摂りすぎると、次のような危険サイン (warning signs) が現われる。

・Headache            :頭痛
・Insomnia    :不眠
・Nervousness   :神経質
・Irritability               :イライラ
・Restlessness        :ソワソワ
・Stomach upset     :胃もたれ
・fast heartbeat       :動悸(頻拍)
・Muscle tremors    :震え(筋振戦)

 くれぐれも、カフェインで大切な命を落とすことがないように。

               (写真は添い付のBBC Newsから引用。)

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食事の質と量を誤ると肥満に:それがなぜ大腸ガンを引き起こす? (BBC-News, May 16, 2017)

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 Scotlandでは毎年「大腸ガン (bowel cancer)」と診断される患者は約 3.800人。そして、約1,600人がこの病気で死亡している。(日本で大腸ガンと診断される患者数は約14万人/年。死亡者数:約 6万人/年)

  その大腸ガンの原因として、肥満 (obesity) を見落とせない。
 肥満になると、インスリン抵抗性 (insulin resistance) が増し、食欲を調整するホルモンの一種「insulin (インスリン)」が過剰に分泌されて、血液中のインスリン濃度が上昇する。これによって、体内の細胞分裂が極端にせかされるため、細胞変異が起こりやすくなり、ガンを発症させてしまうのだ。
 
 Scotlandでは肥満が原因で大腸ガンに罹患した患者は、この 10年間で約 5,000人を数える。
 なお「Cancer Research UK」に所属し、ガン予防のエキスパートでもある Stirling大学の Linda Bauld 教授によると、Scotlandでは、成人の半数以上が「肥満 (obesity)」または「過体重 (overweight)」。さらに、この肥満が大腸ガン以外のガンの原因にもなっている。

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 このため、Scotland政府は「a new diet and obesity strategy (新たなダイエット・肥満戦略)」を計画中だ。「The Public Health and Sport (公衆衛生・スポーツ省)」の Minister「Aileen Campbell」は次のように語る。

"As part of that, we are looking at what further effective actions we can take within the power available to us, including action on the use of multi-buy promotions."
[ その戦略の一環として、政府当局は、権限内で遂行可能な、より効果的な法的措置を検討中。その中には、スーパー等の「まとめ買いキャンペーン」の規制も含んでいる。]

 一度食べたら癖になり、なかなかやめられない「ファースト・フード」や「ポテト・チップス類」。それに、必要もないのに飲み続ける「スポーツ・ドリンク」や「色つけ・味付け清涼飲料水」。どれも皆「unhealthy foods and drinks」に分類されるに違いない。

  さて、大腸ガンの死亡者数が Scotlandに比べて約 40倍の日本。政府はその予防対策にどんな秘策を練っているのだろう。少なくとも、Scotlandのような計画は、業界の反発が恐ろしくて無理か。
               (写真は添い付のBBC Newsから引用。)

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ベルギー人は明るいのがお好き!:宇宙人には目立ち過ぎ? (BBC-News, May 12, 2017)

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 ベルギー人は暗い夜が嫌い。だから、夜になると、国中の道路がまばゆいばかりの照明に照らされる。その数 220万個。
 添付一枚目の写真は、フランスの宇宙飛行士「Thomas Pesquet (トーマス・ペスケ)」が「国際宇宙ステーション (The International Space Station, ISS)」のモジュール「cupola (キューポラ)」から撮影したヨーロッパの夜景。また、写真の右上部に「Aurora Borealis (北極光、オーロラ)」が見える。
 Facebook上に公開され、すでに数万回のアクセス数が記録されている。

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 公開された別の写真では、London, Paris, Brusselsの三都市の灯りがヨーロッパ大陸で三角形の頂点のように輝いている。
 夜の街の灯りは、きらびやか (glitz) だ。しかし、エネルギーの無駄 (wrested) で、金食い (extravagant) で、とくに星空を鑑賞したい人にとっては最悪の「光害 (light pollution)」との批判の声もある。

 Facebook userの一人 Mr Michel-L Saucy などは、キラキラ輝く夜のベルギーが「宇宙人 (Extra-terrestrial visitors)」の関心を引くのでは、と心配だ。この国を目がけて、真っ先にETがやって来たらどうしよう。とても面倒見切れない (cannot accommodate) のに、とぼやく。

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 なお、地球から約400kmの上空を周回する国際宇宙ステーションISSの「Cupola」には、宇宙飛行士用のトレーニング用具が備えられている。Thomas Pesquet によれば、

"There are not a lot of gyms with such a view."
[ こんなに眺めのすばらしいジムは、そうそうあるものではないよ。]

 ちなみに、Thomas Pesque tは宇宙の食事では、パンよりも「tortillas (トルティージャ)」が好きだという。パンだと、パンくず (crumbs) が無重力空間に漂ってしまうから、がその理由とか。
               (写真は添い付のBBC Newsから引用。)

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0.001秒間の宇宙の中の「自分」に気づく:そこに「心」あり (BBC-Travel, May 9, 2017)

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 刹那 (せつな) とは、指でパチンと弾く瞬間 (1禅指) の 1/65 の時間という。秒に換算すると、およそ 0.001秒か。禅の修行では、刹那せつなの注意力 (mindfulness) が大切とされる。
 さて、USA の禅の研究者 Paul Reps が、「無門関」などから禅の神髄に迫る話を拾い集めて、これを英文に翻訳し、1957年著書「Zen Flesh, Zen Bones」を出版した。その中に、幕末・明治の頃の名僧 渡辺南隠 (1834-1904) と天応恵倫との逸話が載っているという。
 
 天応 (てんおう) は、長年、厳しい禅の修行を積んだ和尚だった。あるとき、南隠 (なんいん) に会うことが叶(かな)い、その住まいを訪れた。あいにく、その日はひどい雨だった。天応が玄関先で傘を閉じ、履いてきた下駄を脱いで、座敷に上がった。
 南隠は、天応を迎えて、挨拶を交わした後、このように尋ねたと伝えられる。

"Did you leave your umbrella to the left or right of your clogs?"
[ ところで、おぬしは、傘を下駄の左に置かれたか、それとも右かな?] 

 天応は、この南隠の問いに答えることができず、自らの修行の至らなさを悟って、さらに6年の修行に励んだという。
 禅の心の置きどころは、時間が過ぎゆく中で、一瞬一瞬の「われ」に最大の注意(awareness) を払って、これに向き合うこと。

 

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 日本には、この極く一瞬の自然の輝き、出会い、思いを大切にする文化が「染みつい(ingrained)て来たと、BBC reporter の Mr Steve John Powell は語る。その背景の中で茶道や俳句が生まれ、一期一会として他人との出会いを大切にし、桜の花や月を愛でる心が育まれて来たと説明する。

"Present-moment awareness not only boosts stress resilience and well-being, but also lowers leves of anxiety and depression."
[ 今この一瞬に注意を集中することは、ストレス回復力や幸福感を高め、不安症、うつ病にも抑制効果がある。] 

 なお、JRが国鉄時代から採用している「指差し確認」または「指差喚呼 (checking and calling)」は、人間の作業ミスを防ぐ効果的な点検方法として、世界的に有名。

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 座禅の上達者は、心を空(くう)にしつつも、鋭敏に研ぎ澄まし、刻々流れる宇宙の気配に気を配っているのだろう。それは剣の極意に似ている。
               (写真は添い付のBBC Newsから引用。)

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鎮痛剤 (非ステロイド性抗炎薬):「心臓発作」の恐れあり! (BBC-Future, May 10, 2017)

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 頭痛 (headache) や「変形性関節炎 (osteoarthritis)」で「非ステロイド性抗炎薬 (non-steroidal anti-inflammation drugs, Nsaid)」を服用している人は多い。日本では、誰でも薬局で「バファリン (アスピリン)」などの市販薬を購入できる。
 しかし、イギリスの医学誌「BMJ」に掲載された研究論文は衝撃的だ。

 Montreal Hospital Centre 大学の Ms Michèle Bally らの国際研究チームは、Canada, Finland, UK の患者 446,763人のデータを解析し、医師の処方する以下の鎮痛剤 Nsaid
     
  非ステロイド性抗炎薬     商品名 (日本)
・ibprofin (イプロフィン):             ブルフェン
・diclofenac (ジクロフェナク):     ボルタレン
・celecoxib (セレコキシブ):          セレコッス
・naproxen  (ヤプロキセン):         サイキサン
などを服用すると、一週間も経たないうちに心臓発作 (heart attack) の発症リスクが高まることことを明らかにした。さらに、高用量 (taking high doses) を飲み続けると、1ヶ月の間が最も心臓発作を起こしやすいとする結論も得た。
 ただし、この論文では、残念ながら、一般に心臓発作に関与すると考えられている喫煙 (smoking) や肥満 (obesity) などの因子(factors) については考慮されていない。

  「Royal College of General Practitioners (王立一般開業医大学)」の Helen Stokes-Lampard 教授によると、
"It is important that any decision to prescribe is based on a patient's individual circumstances and medical history, and is regularly reviewed."
[ いかなる薬の処方に際しても、医師は個々の患者の健康状況と医療履歴に基づいて判断し、定期的にこれを見直すことが大切だ。]

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 もちろん、Ms Bally らが発表した鎮痛剤に関する研究結果に対しては、この BBC News の記事中でも、様々な批判が寄せられている。一口で言えば、分析があいまいで、不正確だと言う意見が多い。
 しかし、研究結果の社会に与える影響は大きい。この論文の批判者は、まず、これまで製薬会社から資金援助・利益供与などは一切受け取っていないことを自ら証明した上で、発言すべきだ。そのような医療関係者が、この世に存在すればの話だが...。

 決して医師は、「決まり切ったように (routinely)」、いつもの薬の名をカルテに記入してはならない。
               (写真は添い付のBBC Newsから引用。)

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