消化が早く、栄養豊富な食事:トレーニング前にはこれだ! (RTE-News, March 26, 2020)
朝食を食べる人と、食べない人では、体の代謝機能が違う。そうかと言って、食習慣の悪いUS人の真似をして、朝食を甘ったるいシリアルで済ましていては、体の持久力が持たない。
また、トレーニング(運動)で一汗かきたいと思っても、食後の2時間は、胃の消化を助けるために激しい運動は控えた方が良いと言われる。
それでは、トレーニングの前にふさわしい食事などあるのだろうか。RTEは「handy pre-workout meals (トレーニング前の手ごろな食事)」として、次の 5品目を勧める。
1.Banana and Peanut butter
食物繊維が少なく、消化の早いバナナ。バナナにはカリウ厶も豊富なため、スイーツを食べて不足がちになるカリウムの補給にもなる。
それに、ピーナッツバターには脂肪とタンパク質、アミノ酸がたっぷり。脂肪は、エネルギー源になり、タンパク質、アミノ酸は筋肉を付けつために欠かせない。
オート (大麦)は良質な炭水化物の塊。体の中で加水分解されて、グルコースとなる。これも体のエネルギー源。
3.Hard-boiled egg and avocado on toast
「全粒粉パン (whole grain bread)」にタンパク質の塊の「ゆでたまご(boiled eggs)」を載せて、良質の脂肪の塊「アボガド」を添える。これでスタミナが持続し、LISS (Low Intensity Steady )トレーニングには最適。
4.Spinach omelette
ホーレン草入りオムレツはタンパク質、ビタミンB1, B2が豊富な一品。
5.Chicken, rice and veg
チキンの胸肉は「lean protein (低脂質脂・高タンパク質)。これに玄米と豆腐、野菜を添えるのも良い。また、ヒヨコ豆 (chickpeas)も、タンパク質・アミノ酸が豊富だ。エネルギー源として、筋肉を付けるためには見逃せない一品だ。
おわりに:その昔、武士が果たし合いや戦(いくさ)に のぞむ際には、食事はできるだけ軽いものにし、粥や重湯が好まれたとされる。お腹いっぱいでは、体が思うように動かない。逆に、空きっ腹では、命がけの勝負試合にあって、体力がもたない。これは、現代でも十分に参考になる。
(写真は添付のBBC Newsから引用)