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マラソン:血圧・血管年齢を下げ、心臓疾患の予防効果あり! (BBC-Health, January 7, 2020)

marathon runners

 読書・勉強大嫌い。運動はもっと嫌い。そんなことをしなくとも、生きて行けると、うそぶく人は少なくない。

 そして、『疲れた、疲れた』を口癖に、せんべいをかじり、つけっぱなしのテレビの前で寝転ぶ。これでは、どんなに若くても、頭も体も老けり、細胞の老化が加速する。こんな人を病魔は手ぐすね引いて待ち構えているのも知らずに.........。

 さて、気分転換。お天気の良い日は、子どもの頃に戻って、外を走り回って見ませんか。University College LondonのDr Chalotte Manistyらの研究グループが London Marathon (26.2 miles)の出場者138人を対象にした研究結果には驚く。

 なんと、その競技に向けてトレーニングを6ヶ月間続けると、「vascular age (血管年齢)」が 4歳も若返ることが分かったというのだ。

 走り込むトレーニングによって血管の弾力性 (elasticity)が増し、血圧値が下がり、心臓発作・脳卒中などの発症リスクも低下した。(研究の詳細は医学雑誌「The Journal of the American College of Cardiology」に発表。)

 なお、マラソンの代わりに、エアロビクスを行なっても同様の効果が期待できるとのこと。 

 もちろん、マラソンのトレーニングに当たっては、十分なウオーミングアップを行ない、徐々に走る距離を延ばしていく。

 練習は無理をせず、トレーニング期間中は、関節・筋肉の疲労を回復させるため、休息日を適宜設定することも必要だ。 

 さらに、ただ走りこむことに専念せずに、週に2回は腕立て伏せや腹筋運動などで基礎体力をつけるとともに、週に1回は

・150分間の「moderate-intensity exercise (中程度運動)」:早歩き、テニス、サイクリングなど

・75分間の「vigorous exercise (激しい運動)」:ランニング、サッカー、ラグビーなど

のいずれかを取り入れることが推奨される。

おわりに:いくら体に良いからといって、無理は禁物。これはマラソンに限らず、スポーツ全般に言えることだ。トレーニングで怪我をしたり、膝を痛めては本末転倒。それに、練習は楽しくなければ続かない。競技に出ても、死ぬほどがんばることなどないのだ。

              (写真は添付のBBC Newsから引用)

www.bbc.com