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野良ネコに触発されて:サイクリングの旅に出た若者のはなし! (BBC-News, July 15, 2021)

Jess

 青春の悩みごとなんて、過ぎてしまえば、ほとんどが笑い話だ。しかし、学生時代は、とかく迷い、悩みが多いもの。

 Milton Keynes (ミルトン・キーンズ)生まれの Mr Jean-Louis Button (28歳)は Swansea大学で「Environmental Sciences (環境科学)」を専攻する学生。若もの特有の「isolation (孤独)」と「loneliness (寂しさ)」にさいなまれる毎日だった。

 

 ある朝のことだ。その学生が部屋のドアを開けたたまま眠っていたところ、のどをゴロゴロと鳴らすネコの声で目が覚めた。ネコはうす汚れていて、助けが必要だった。そのとき、学生にとっては、なんでも良いから「companion (なかま)」がたならなく欲しかった。

 

 そこで Mr Buttonは「Cat Protection」に連絡し、野良ネコに埋め込まれたマイクロチップを頼りに、元の飼い主を探してもらったが、見つからず、結局、Mr Buttonが引き取ることにした。期間は、大学の新学期が始まる9月まで。

 

 Mr Buttonは、野良ネコ (Jess)と一緒に、チャリティ団体「Cat Protection]」の募金活動を兼ねて、Britain島の海岸線を巡るサイクリングの旅に出ることにした。Jean-Louis Button

 Wales南部の Swansea (スウォンジー)を出発し、Liverpoolを抜け、3週間かけて約3,500kmを走って、Scotlandにたどり着く。

 これから、Swanseaに戻るという。Jean-Louis Button

 大学に戻ったら、「Student accommodation (学生寮)」に引っ越し、Jessとお別れする予定だ。とても、寮で飼うことはできないし、それに、Jessは18歳とネコにしては高齢だ。「Cat Protection」にお願いし、誰が他の人に面倒を見てもらうことにしたい。Jess

おわりに:「寂しいネコ」と「寂しい若もの」の、楽しい、つかの間の旅だった。なんてすてきな話だろう。

                   (写真は添付のBBC Newsから引用)

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