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人助けも泥まみれ、命がけ:踏んだり蹴ったり、罵(ののし)られ! (BBC-News, Jan 21, 2021)

Ambulance

 一刻を争うことがある。事故や火災の発生、あるいは急病人の命を救うため、常時 24時間態勢で出動準備をし、何がなんでも急いで現場に駆けつける必要がある。それが「ambulance crew (救急隊員)」の任務だ。

 

 ところが、その救急隊員が現場に到着すると、感謝されるどころか、蹴られたり、殴られたり、ツバをかけらるなど、散々に「assaults (暴行)」を受ける事件が多発している。

 

 Englandの「Cornwall Peninsula (コーンウォール半島)」一帯を管轄する「The South Western Ambulance Service」が受けた「assults or aggression (暴行または攻撃)」は、2020年のクリスマス・イブから年開けの 9日間だけで50件。クリスマスの当日には、負傷しながらナイフを振り回す男が車で逃亡をはかり、その車を救急車にぶっつける騒ぎまであった。

 救急隊員が受ける暴行事件は急増している。2020年は、2019年のデータに比べて 64%増の 1,584件であった。

 

 人助けの、一刻を争う仕事に勤務し、命がけで現場に駆けつけ、負傷者に罵られ、殴られては、まさに「踏んだり蹴ったり」。どんなにケガをしていようが、救急隊員に対する「violence (暴力)」は「unacceptable (容認できない)」。

 

 おわりに:どうして、人助けの救急隊員が罵られる世の中になったのかは不可思議の一言に尽きる。拗(す)ねて、ぐれて、人間として生きることを諦(あきら)めたのか、それともトノサマガエルの真似をし始めたのだろうか。

                       (写真は添付のBBC Newsから引用)

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