2月に入ったとたんに、USの東部沿岸の各州は、激しい「snowstorm (吹雪)」と大雪に見舞われ、月曜の午後の段階で、New Jersey、Pennsylvaniaでは積雪 48cm、New York市内でも 43cmの積雪があった。
「blizzard (ブリザード)」が荒れ狂い、前が見えないほど視界が悪くなったため、
・Newark Liberty International Airport
・John F Kennedy Airport
・Philadelphia International Airport
などを発着する航空機およそ1,600便が欠航になった。
The US National Weather Service (アメリカ国立気象局)」によると、吹雪は New Englandに向けて北上するが、今後、数日間は、最大風速80km/h (毎秒22m)の暴風雪が続く模様だ。
New York州は「a state of emergency (非常事態)」を発令し、New York市は、月曜日の朝 6:00から「non-essential travel (不要不急の外出)」を制限し、火曜日の学校は休校になった。
また、New Jersey州でも非常事態が発令され、月曜日の路線バス・電車は運行停止となった。
さらに、この暴風雪でコロナ・ワクチンの配達ができなくなり、多くのワクチン接種会場で、予約接種がキャンセルとなった。
USは「一難去ってまた一難」。ようやく政権が変わって、まともなコロナ対策ができるようになったに矢先に、「blizzard」そして、これに続く「Freezing rain and sleet shower (みぞれ混じりの雨)」に打ちのめされて (pummelled)いるという。
おわりに:USの寒波を、決して「対岸の火事」と傍観してはいけない。北半球の異常気象は連鎖し、多くの国の気象に影響を与える。コロナ感染拡大が一向に収まらず、緊急事態宣言が発令されて苦悩する日本の主要都市。そこに寒波が襲わないとは、誰も確約できないに違いない。立春が過ぎたとは言え、春はまだまだ遠い。
(写真は添付のBBC Newsから引用)