イギリスの西の端Wales:道路は穴ぼこだらけ (BBC-News, March 20, 2018)
イギリスの地図は大きく 4つに分けられる。England, Scotland, Northern Irelandそして England西部の山あいの地域 Walesだ。奇妙なことに、この地だけ、語尾に「-land」が付かない。これを不思議に思い、その語源に当たると、イギリスの歴史が浮かび上がる。
なんと、Walesは「Wealas」に由来し、「foreigners (外国人)」の意味だ。5世紀、北のドイツ地方から「Britain Island (ブリティン島)」に侵入したSaxons (サクソン人)は、またたくまに南部一帯を占拠し、それまでそこに住んでいた「Celts (ケルト人)」を辺境の地 Wales, Scotland へと追いやった。そのとき、Saxonsは、話す言葉の違う Celts を「外国人」と呼んだのだ。
そのWalesの道路が、今、穴ぼこだらけで、Wales政府は路面補修に頭を痛めている。
Wales政府が過去6年間の「幹線・支線ルート(trunk and susidary routes)」の路面破損状況すなわち「bumpiness(路面のでこぼこ)」「surface crack(路面のクラック))などを調べた結果、Walesの道路の約10%、1,932 miles(3,109km)が「poor condition(劣悪な道路状況)」と判断された。
なお、とくに道路の痛みが激しい地区は以下のとおり。
Locals Rate of roads in poor condition
・Powys :19.6%
・Ceredigion :14.7%
・Wrexham :14.2%
・Carmarthenshire :13.4%
・Pembrokeshire :10.2%
「The Welsh Local Government Association (ウェールズ地方自治協会)」の広報担当官によると、
"Roads are exposed to a range of challenging weather conditions - such as the freeze-thaw process in winter, which creates potholes."
"If these are not addressed, then they gradually become worse."
"Local authorities' ability to address this has been reduced as a result of ongoing budget cuts."
[ 道路が冬期の凍結融解プロセスを含むさまざまな厳しい気象条件に曝されると、路面に窪みができてしまう。]
[ その窪みを放置しておくと、事態は悪くなる一方。]
[ (しかし、)この数年、予算の削減が続いたため、自治体は道路を十分に補修できなくなっている。]
(写真は添付のBBC Newsから引用)