2017-01-01から1年間の記事一覧
不注意から、「運悪く災難に遭って取り返しが付かないとき (when it is too late to remedy the misfortune.)」、人は「It is no use crying over spilt milk. (後悔先に立たず)」と言う。食中毒 (food poisoning) も、ほとんどは不注意から起こる。 「The F…
「昔ばなし」には残酷で、理不尽で、腑に落ちないものもある。「三年寝太郎」がその一つだ。夫に先立たれた貧しい百姓の女が、朝から晩まで野良仕事に精を出して息子を育てる。しかし、当の息子は、ぐうたらで、大人になっても怠け癖が付いて、寝ているだけ…
病院で検査を受けようと思っても、今ではほとんどが予約制。その上、検査機器も技術も、検査結果待ちの日数も病院によってまちまちで、運が悪いと、とんでもないことになりかねない。 ところで、「心電図 (Electrocardiogram, ECG)」は、心疾患の診断に欠か…
かって、大学の柔道・剣道・空手部などの合宿では、1日の練習が終わった夜、酒盛りが恒例だった。その合宿所に寝泊まるするため、布団を運び込むと、すでに日本酒やビールの箱が積まれていたのには驚いた。対校試合に勝っても負けても酒。これではスポーツを…
「Paris (パリ)」から高速列車 TGVに乗って南に約2時間。古代ローマ人が築いた都市「Lyon (リヨン)」に到着する。そこには古代ローマ人で賑わったと思われる石造りの円形劇場や石畳の古い街並み、丘の上に建つ「Basilique Notre-Dame de Fourvière (フルヴィ…
火山島の「Iceland (アイスランド)」。その北の港 Dalvik (ダールヴィーク) からフェリーでさらに 40km 北に向かう。荒波 (very choppy waters) と船酔い (seasickness)に格闘すること3時間。陸地が恋しくなった頃、ようやく「Grimsey (グリムセイ島)」に到着…
「Celebrities (セレブ)」とは芸能界・社交界の著名人。そのセレブたちは、仕事の前に、一体、どんな朝の時間を過ごしているのだろうか。BBC reporter の Ms Laura Leaがセレブの朝を追った。 ・Rosie Green: 「Red Magazine」編集長 6:00に起床。そして、早…
中近東のシリア・レバノンやアフリカ北東部の国々からヨーロッパに向かう難民・移民の流れは、今や、誰にも止められない状況となった。 では、過去に、このような民族の移動は、なかったのか。 「Harvard Medical School (ハーバード大学医学大学院)」の Dr …
体がだるくて、その上、筋肉痛。夜、よく眠れなく、気分が晴れない。「慢性肥料症候群 (chronic fatigue syndrome, CFS)」の症状 (syndrome) だ。その症状はうつ病によく似ている。ただし、この病気の原因は、まだよく分かっていない。 "Chronic fatigue syn…
川や水田が整備された今でこそ、めったに水不足 (water scarce) に陥ることはないが、日本が農業国であった時代には、田んぼに引く水の量をめぐって、日本の各地で争いが頻繁に起きた。 "Since the dawn humanity, it can be argued that fresh water has be…
「espresso」とはイタリア語で「pressed out (圧搾された抽出物)」の意で、もちろん、高圧の水蒸気で抽出した濃厚な珈琲 (strong black coffee) のこと。 イタリアで、「coffee」と言えば、この「espresso」を指し、coffee は espressoの「synonym (同義語)、…
ギリシア神話の中で語られる「王さまの耳はロバの耳」。アポロンの怒りをかって、ロバの耳にされたミダス王は、このことを内緒にと床屋に口止めするが、言いたいことを言えない苦しみに耐えかねた床屋。野原に出かけて、穴を掘っては、その中に思いっきり「…
イングランド北西部のスコットランドとの国境には、山と湖の風光明媚な「Lake District (湖水地方)」が広がる。この一帯は 2017年、UNESCOの「Worlld Heritage Site (世界遺産)」に登録された。湖水の一つの湖「Coniston Water」の北に、人口 1,000人足らず…
Koala (コアラ) はオーストラリア大陸先住民 (Indigenous people) が呼んだ「marsupia l(有袋類)」の名前に由来し、19世紀には Koolah または Koola と綴られた。それが、いつの間にか、Koala に変化してしまった。 コアラはその愛嬌のある顔と仕草から、ロ…
カモミール、ラベンダー、ローズマリーなどの花が終わると、それまで目立たなかった木々に変化が現われる。ゴンズイ、ウメモドキ、山椒、七竈、山法師の実が、紅く色づくのだ。雨の日は、とくに美しく輝き、まるで庭の宝石。コハゼの実は黒い真珠のよう。秋…
「Alexander the Great (アレキサンダー大王 [BC356-BC323]」は、戦いで傷ついた体をサフラン・バスに入って癒した。また、絶世の美女と謳われた「Cleopatra (クレオパトラ [BC69-BC30])」もバス・タブにサフランを入れて入浴し、その美しさに磨きを掛けた。…
イギリス全土には 380の自治体 (local authorities) がある。「BBC Radio 4's Woman's Hour」は面白い調査 (an intriguing research) を企画した。「イギリスで女性が暮らすのに最適な地 (the best place) はどこだろうか」。 調査データは、「The Office fo…
[ 女性が妊娠中に、酔うほどお酒を飲んだり、「へべれけ」になるまで深酒すると、流産、早産のリスクが高くなる。生まれてくる赤ちゃんにも精神機能障害 (知的障害、てんかん、学習障害など) や身体機能障害 (発育不全など) を招く恐れがある。いわゆる胎児…
放課後の閉鎖的なクラブ活動や熟もなければ、テレビの前あるいは机にかじり付くようなこともなかった。 4、50年前の、のどかな片田舎では、太陽が西の空を紅く染めて地平線に落ち、辺りが暗くなりかけても、川岸、橋の上では、たくさんの子どもたちが、家路に…
目をつぶって、白い紙の上に渦巻きを描いてみる。思ったよりもきれいに描けた。しかし、蚊取り線香のような渦巻きは、目を開けて描いても難しい。 さて、「Parkinson's disease (パーキンソン病)」は「shaking and muscle rigidity(手の震えや筋肉の硬直)」…
湯気が上がって、ふわふわの、できたての「酒まんじゅう」ときたら、これは、もう格別だ。ほんのりとお酒の香りがする、その「まんじゅう」は、小さな子どもにとって、大人の味だった。 お酒はこれ位がちょうどいい。しかし、かっては、お酒が好きで、「お茶…
晴れた夏の夜空で誰にでも簡単に見つけられる星座は「Scorpius (サソリ座)」。Scorpius とは英語の「scorpion (サソリ)」を意味するラテン語だ。その昔、サソリは火に囲まれて逃げ場を失うと、自分の首を自分の毒針で刺し、命を絶つと言い伝えられた。 さて…
肌や血管の老化を騒ぎ立てるTVコマーシャルは多いが、心臓の老化に的を絞った薬の宣伝広告は見たことがない。 しかし、心臓は車 (vehicles) で言えば、そのエンジンに当たる重要な器官。ここが古くなっているのにアクセルを踏み、エンジンフル回転で走り続け…
[ 疲れや退屈が原因で、無意識ながら口を大きく開け、深々と息を吸う動作 ]"Involuntarily open one's mouth wide and inhale deeply due to tiredness or boresome: COD, 12 ed." と言えば、「yawn (あくび)」。血液中の酸素が欠乏しても起こるとされるが、…
植物の多様性 (diversity) には驚く。地球上には数十万種の植物が生息していると言われるが、その葉の形も大きさも、みごとに違っていて、個性的なものも多い。 熱帯のジャングルで勢力をふるうヤシ (palms) の葉っぱは、木々の空間を埋め尽くすように大きく…
それを吸うと健康を害し (ill health)、早死 (premature death)にするのは明らかなのに、なかなか止(や)められないのがタバコ。 NHS Health Scotland によると、スコットランドでは毎年、タバコが原因 (related to smoking) で入院する患者は 56,000人、死亡…
ニトログリセリンはダイナマイトの原料。しかし、学生時代、教壇に立った非常勤の講師が、これを持ち歩いていると聞いて皆驚いた。もちろん、その後、それは心臓発作(狭心症)の特効薬であるとの説明があった。発作に襲われたとき、これを使うのだという。 "A…
認知症 (dementia)は、過去の記憶も自分も失う、悲しく恐ろしい病気だ。 "At the moment, there is no drug that can stop, reverse or even slow the progression of the disease."[ 現在のところ、この病気の進行を食い止めることも、回復させることはおろ…
人は、どうして、こうも薬を飲むようになったのだろう。 その原因の一つは、昔の人に比べて歩かなくなったし、体を動かさなくなったことにありそうだ。 小さな子どもでさえも、暇さえあればゲームやスマートフォンに夢中になり、若ものの言いぐさ・口癖は「…
Lewis Carroll (ルイス・キャロル)の代表作「Alice's Adventures in Wonderland (不思議の国のアリス)」では、なぞの鳥「dodo」が登場する。 そのシーンは、アリスがネズミと一緒に岸にたどり着いたときだ。岸の上には、カササギ (Magpie) やアヒル (Duck)、…