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鼻がつぶれて、太っちょ犬パグ:息がつけず、歯もボロボロ! (BBC-News, Feb 1, 2019)

https://ichef.bbci.co.uk/news/736/cpsprodpb/CAB3/production/_105419815_fatpug2.jpg

 ブルドッグの、鼻をつぶして体全体を縮めたようなイヌ。それが、小型ペット犬「pug (パグ)」だ。普通、体重は14-18lb (6.4 - 8.2kg)。

 それなのに、Walesで飼われていたパグ「Sugar」の体重は、標準体重の約2倍の11.9kg。ほとんど「ヨチヨチ歩きの人間の子ども」と同じ位の「ずんぐり、むっくり、コロコロ犬」だった。年齢は12歳でメス。人間で言えば、高齢期に差し掛かったころ。それでも、まだまだ、元気に走り回れるはずだった。

 ところが、この「Sugar」。視力が低下し(poor vision)、耳が遠く(deafness)、歯は全て抜け落ちた。そればかりか、もともと鼻が顔にめり込んで、「flat-faced (のっぺり)」になっているため、太り過ぎて、息がつけなくなった。当然、歩くのさえ、やっとの状態。

 そこまで、「Sugar」を追い詰めた原因は、飼い主が「partially sighted (弱視)」者で、ペットの「Sugar」を外へ散歩に連れ出すことができず、運動不足にしてしまったため。
 なお、現在は、Wales南部の町「Caerphilly (ケアフィリ)」で、新たな飼い主Mr Steve Jonesに飼われ、特別のダイエットと運動プログラムを受けて、体重を2.2lb (1kg)減らしたという。

 PDSA (英国動物虐待防止協会)によると、イヌが太り過ぎると、「arthritis (関節炎)」や「diabetes (糖尿病)」に罹りやすくなり、寿命は約2.5年も縮まる。なんと、イギリスで飼われているイヌ・ネコの約40%が太り過ぎ。

 したがって、これらの動物をペットして飼う際には、次のような注意が必要だ。

・Go easy on the treats:ご馳走は、ほどほどに。カロリーの高いものは太らせるだけ。
・For cats - little and often:ネコにはエサをちょっとずつ。「エサやり器」が便利。
・No human food:人の食べ物禁止。ペットがお腹をこわすことも。ペットフードが無難。

                   (写真は添付のBBC Newsから引用)

www.bbc.com