作品だけ知られ、名は忘れられた画家:巨匠 ヒューズ (BBC-News, October 18, 2015)
ここにある絵が100年前に描かれたとは、思えない。優しさに溢れ、幻想的な雰囲気が漂う数々の作品に圧倒される。絵を描いた人は、イギリスの「ラファエロ前派 (Pre-Raphaelite)」の画家「Edward Robert Hughes (エドワード・ロバート・ヒューズ)」(1851- 1914)。
現在でも、その作品はグリーティング・カードやカレンダーに使われて、人気が高い。だから、「どこかで見たことがあるような絵」と感じる人が多いに違いない。
イギリスの「バーミンガム美術館 (Birmingham Museum and Art Gallery, BMAG)」が、10月18日(日)から5ヶ月間、「ヒューズ回顧展 (Retrospective of Hughes' work)」を開催する。
BMAGが10年の歳月を費やして、世界中から収集したヒューズの作品を、これまでになかった規模で展示する企画という。
企画展では、忘れ去られた、希有なヒューズの生涯も紹介される。
なお、記事に掲載された「Wings of the Morning (朝の翼)」と題するヒューズの絵は、昨年のオークションで£362,000 (¥6,670万) の値がついた。
(写真は添付のBBC Newsから引用)