窓はガタピシ、建物ボロボロ、ネズミがウロチョロ:Walesの小学校 (BBC-News, Feb 8, 2019)
当時、小さな町の小学校は、ほとんどが木造だった。そして、運の悪いことに、教室の前の廊下が、かなり老朽化していた。子ども達は、皆、危険な箇所を避けて歩いていた。ところが、ある日、どうしたわけか、廊下の1枚の板を踏み抜いてしまった。
このとき、右足に大けがをして、医者の手当てを受けたが、傷がなかなか治らなかったことを思い出す。今なら、大変な事件として取り上げられたに違いない。もう、鬼も笑って、笑い止まないほどの大昔のことだ。
さて、Wales南部の、Englandとの国境に、人口約15万人の Wales第 3の都市「Newport (ニューポート)」が広がる。そんな大都会の小学校「Monnow Primary School」が、教室の窓の修理もままならず、この冬、子ども達がひどい状態に置かれていると報じられた。
ちなみに、この「Monnow (モノゥ) 」小学校のホームページをチェックすると、そこいは立派な教育理念が掲げられていた。しかし、理念だけで子ども達を育てることはできない。
教室の窓わくが壊れかかって、すきま風がビュービューと中に入り、ガラス窓の一部には、応急処置ではめられたプラスチック版。学校の建物全体が「dilapidated (ボロボロ)」だ。
Newport市議会議員で「education and skills (教育・技能)」担当の Ms Gail Gitesによると、『当局 (authority)は、「Monnow」小学校の現状を把握しているものの、営繕費の資金ぐりがどうにもならない状況にある。教育予算が限られている中では、窓が老朽化していると言っても、これを優先するわけにはいかない。』
なるほど、Newportには53を数える小学校が存在する。
それはそうかも知れないが、校舎にネズミが、いつ入ってもおかしくないほど、学校はボロボロ。学校から歩いて2分ほどの処に自宅を構える父兄の1人は、学校のすぐ前の排水溝から、ネズミがしょっちゅう、ウロチョロしているのを目撃している。
これでは生徒の「health and safety (健康と安全)」が十分に確保できないことは明らか。
WalesのNewportが、筆者の自宅から自転車で駆けつけることのできる距離にあるなら、小学校の窓ガラスと羽目板ぐらい、無償で修理してあげられるのに ........。
(写真は添付のBBC Newsから引用)