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ぐっすり眠ることの難しさ:眠れない睡眠障害ってなに? (BBC-News, August 29, 2018)

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 夜グッスリ眠って、小鳥のさえずりで目が覚める。この、なんんでもないことが、難しいことがある。夜が来て暗くなり、体に疲労感を感じて眠るのは、ごく自然なこと。しかし、ときに、悩みごとがあったり、「待ち遠しいこと」で胸がワクワクしているときなどは、なかなか寝付けない。こんな夜は、快眠どころか、悪夢にうなされることもある。

 Walesの南東部の都市 Abergavenny (アバーガヴェニー)の「Nevill Hall Hospital」にて、睡眠障害を専門とする Dr Jose Thomasによると、不眠に悩む人は意外に多い。

・Chronic isomnia:慢性的な不眠症、約10%
・Restless-leg syndrome:ムズムズ脚 症候群、約10%
・Narcolepsy:発作性睡眠、約0.05%

 なかでも、「sleep disorder (睡眠障害)」のほとんどを占める「obstructive sleep apnoea (閉塞性睡眠時無呼吸OSA)」は深刻だ。
 この睡眠疾患は、睡眠時に、咽 (のど)の筋肉がゆるんで垂れ下がり、気道が狭くなる人に多い。睡眠中に正常な呼吸ができなくなる。
 また、肥満になって首回りに脂肪がつくと、気道の空間がさらに狭くなり、空気の流れに必要な空間の確保が難しくなり、「continuous positive airway pressure (持続性陽性呼吸器 CPAP)」の出番となることも少なくない。

 Walesではこの5年間で、肥満の人が増えたこともあり、OSAなどの睡眠障害の治療で入院する患者が、約30%も増加したという。

 なお、「non-respiratory sleep disorders (非呼吸性睡眠障害)」に分類される

・Insomnia:不眠症
・Narcolepsy:発作性睡眠
・Sleep walking:夢遊病

などは、その背景に「psychiatric or neurological illness (精神疾患あるいは神経疾患)」が隠れている。
 たとえば、突然、耐え難いほどの強い眠けに襲われる「発作性睡眠 (ナルコプシー)」は、体の消耗が激しい「debilitating disease (消耗性疾患)」。高速道などで車を運転するのは極めて危険。すぐに専門医の診断を受けた方がいい。

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