「新型コロナなど怖くない」と豪語したのは、事あるごとに「フェイク」、「fake (まやかし)」を連発した某国のT氏。しかし、コロナウイルス「SARS-Cov-2」の感染者数は世界で5,000万を超え、126万の貴重な人命を奪った。現在のところ、感染者数と回復者数の比率は、高々約65%に留まる。ところが運良く、回復したからと言って安心できないことが分かった。後遺症が現われることもあると言うのだ。
ウイルス「SARS-Cov-2」は、脳の「Central-nervous systems (中枢神経系)」を攻撃する。このため、回復した患者の、およそ 5人に 1人(約20%)は、3ヶ月以内に、
・anxiety:不安神経症
・depression:うつ病
・sinsomnia:不眠症
などの「psychiatric disorders (精神障害)」を発症し、「dementia (認知症)」の発症リスクも高かった。
これは、Oxford大学の Paul Harrison教授らの研究グループが USの電子カルテ約6,900万件 (この中にはコロナ感染者約 62,000人分を含む)を解析した結果の結論だ。(研究の詳細は医学雑誌「The Lancet Psychiatry Journal」に発表。)
なお、King's College Londonの Simon Wessely教授によると、逆に、「mental health problems (メンタルヘルス障害)」に罹っている人は「Covid-19」に感染しやすいと言う。
Harrison教授は、コロナ感染によって、なぜ脳神経が冒されるのか、また、どのように治療すべきかについて、早急に取り組む必要があると訴える。
おわりに:コロナウイルス「SARS-Cov-2」の攻撃は、呼吸器系に限らず、脳神経にもその攻撃が及ぶ。脳は厄介な部位だ。その機能も、精神障害の原因も、十分に解明されていないからだ。
(写真は添付のRTE Newsから引用)