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コロナ恐るべし:脳神経を冒し、精神疾患の発症リスクを高める! (RTE-News, Nov. 10, 2020)

Study found 20% of those infected with coronavirus are diagnosed with a psychiatric disorder within 90 days

「新型コロナなど怖くない」と豪語したのは、事あるごとに「フェイク」、「fake (まやかし)」を連発した某国のT氏。しかし、コロナウイルスSARS-Cov-2」の感染者数は世界で5,000万を超え、126万の貴重な人命を奪った。現在のところ、感染者数と回復者数の比率は、高々約65%に留まる。ところが運良く、回復したからと言って安心できないことが分かった。後遺症が現われることもあると言うのだ。

 

 ウイルス「SARS-Cov-2」は、脳の「Central-nervous systems (中枢神経系)」を攻撃する。このため、回復した患者の、およそ 5人に 1人(約20%)は、3ヶ月以内に、

 

・anxiety:不安神経症

・depression:うつ病

・sinsomnia:不眠症

 

などの「psychiatric disorders (精神障害)」を発症し、「dementia (認知症)」の発症リスクも高かった。

 

 これは、Oxford大学の Paul Harrison教授らの研究グループが USの電子カルテ約6,900万件 (この中にはコロナ感染者約 62,000人分を含む)を解析した結果の結論だ。(研究の詳細は医学雑誌「The Lancet Psychiatry Journal」に発表。)

 

 なお、King's College Londonの Simon Wessely教授によると、逆に、「mental health problems (メンタルヘルス障害)」に罹っている人は「Covid-19」に感染しやすいと言う。

 Harrison教授は、コロナ感染によって、なぜ脳神経が冒されるのか、また、どのように治療すべきかについて、早急に取り組む必要があると訴える。

 

おわりに:コロナウイルスSARS-Cov-2」の攻撃は、呼吸器系に限らず、脳神経にもその攻撃が及ぶ。脳は厄介な部位だ。その機能も、精神障害の原因も、十分に解明されていないからだ。

    (写真は添付のRTE Newsから引用)

www.rte.ie