檻が嫌いで逃げたコブラ:1km逃げて隠れたところは? (BBC-News, October 9, 2015)
ガレージ(garage)の中で、Cynthia Mullvainさんは、洗濯物を乾燥機(clothing dryer)に掛けていた。10月7日(水)の夜のことだ。場所は、アメリカFlorida(フロリダ州)のOrange Country (オレンジ郡)にあるOcoee (オコーイ市)。人口数万の小さな都市で事件は起きた。
Mullvainさんは、始め、乾燥機のドラムの回転が止まって、機械が何か音を出しているのかと思ったそうだ。シャーシャーという音(hissing sounds)が聞こえたという。しかし、気になって、乾燥機の回りをよく見ると、体長2.4m(8 ft)のキングコブラが、その下に隠れていた。
驚いてすぐに、彼女は「Animal Control」に電話した。駆けつけた「Animal Services」の係官は、嫌がるコブラを難なくトングで挟んで掴まえて、ご用。
コブラの体内に埋め込まれたチップから、このコブラは、「お尋ね者」と判明。
実は、1ヶ月以上前の、9月2日に、ガレージから0.8km離れた「The Dragon Ranch(ドラゴン牧場)」から逃げて、近所に大騒動を引き起こしたコブラであった。このせいで、当初、近隣の子ども達は、外で遊べなくなったという。
コブラには名前があり、Elvis君。檻に閉じ込められているのが嫌で、約1kmも逃げて逃げて、このガレージに隠れていたのだ。そのためか、Elvis君は少々疲れて痩せ気味(shedding)で、動きも鈍く(dormant)、あえなくお縄になった次第。
持ち主の名前はMike Kennedy。旅行先から帰ると、コブラが逃げて、消えていることに気づいた。しかし、「フロリダ州魚類野生動物保護委員会(The Florida Fish and Wildlife Conservation Commission)」に、コブラが逃げたことを伝えたのは、2日以上もたってからのこと。このため、当局から、罰金を科されているという。ただし、本人は、これに対して不服を申し立てた。今後、争う構えとか。
"The king cobra is native to Asia and is the world's longest venomous snake. It can grow up to 16 ft (5m). A single bite contains enough to kill an adult elephant."
[ キングコブラはアジアに生息し、世界で最大の毒ヘビ。体長5mまで成長し、一噛みで、大人のゾウが死ぬほどの強力な毒を持つ。]
(写真は添付のBBC Newsから引用)