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皮膚細胞が「ガンになりかけ」:4人に1人 (BBC-Health,May 22, 2015)

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 「夏の海で小麦色の肌に」。その「若さと健康のイメージ」の耳障りの良さに踊らされて、数十年前は、ずいぶんと無理をしたものだ。

 さて、イギリスのSanger研究所が、55歳から73歳までの被験者から皮膚のサンプルを提出してもらい、これを調べたところ、被験者の25%にDNAの変異組織(皮膚ガン一歩手前の状態)が見つかったという。原因は、もちろん、太陽の紫外線。紫外線は正常な皮膚細胞を攻撃し、変異組織(mutation)に変える。皮膚は変異組織の状態でも、正常に機能する。しかし、これが多重突然変異(multiple mutation)に発展し、やがてガンの腫瘍となる。この研究調査の結果は「The Journal of Science」に発表された。

 この結果を受けて、Dr Peter Campbellは、「皮膚ガンの新薬の開発を早急に進めるべきだ」、と提言する。現在の皮膚ガンの治療では、ガン周辺の、正常な細胞を20%から30%も破壊せざるを得ない。実際には、もっと2時的な損傷を与えている疑いがある。

 そこで、皮膚ガンの予防対策だ。
1.日焼け(sunburn)は避ける。
2.日差しが強い日は、日陰で過ごす。
3.長袖を着用する。
4.日焼け止めクリーム(SDF30以上もしくは星4ヶ以上の製品)をたっぷりと塗る。 

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