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ウイスキーの国の悩み:酒場が増え過ぎ、犯罪も増えた! (BBC-News, April 19, 2018)

https://ichef-1.bbci.co.uk/news/872/cpsprodpb/5C0A/production/_100926532_gettyimages-530694511.jpg

 人々を魅了し、虜 (とりこ)にする琥珀色の液体。その名は whisky。Gaelic (ゲール語)の「uisge beatha」に由来し、元々の意味は「water of life (生命の水)」。その whiskyの王さまは、なんと言っても「Scotch Whisky (スコッチ・ウイスキー)」だ。
 しかし、当地 Scotlandでは、「飲んべえ」が引き起こすトラブルに、政府が頭を痛めている。

  とにかく、パブ、クラブ、酒屋が密集している地域では、犯罪率が高く、アルコールが原因で死亡したり、入院する人が後を絶たないのだ。お陰で、どこの病院の「救急救命室 (A&E (Accident & Emergency departments) も刑務所も満杯だ。Scotlandの暴力犯罪のおよそ50%はアルコール絡みで起きている。
 せっかくの「生命の水」も、飲み過ぎると、健康を蝕(むしば)み、家庭を破壊し、おまけに国の医療財政そのものを脅かす、と言っても言い過ぎにはならないだろう。

 Scotland政府は、この 5月から「Minimum Unit Pricing (アルコール最低価格制度)」を施行し、これまで野放しにして来た酒類の大量、安値販売を規制する。
 しかし、この法律だけで問題が改善するとは、おそらく誰も考えていないに違いない。なにしろ、一部の、とくに貧困地区では、酒屋 (off-licences) が多すぎるのだ。少なくとも、犯罪率が高い地域では、これ以上、酒屋を増やさないことが求められるという。

 なお、最貧地区では、最も裕福な地区に比べてアルコール消費量が約 1.4倍とする「The Centre for Research on Environment Society and Health (英国環境社会・健康研究センターCRESH)」の調査結果も報告されている。
 
 また、「Alcohol Focus Scotland」がまとめた調査報告によると、パブ、クラブ、酒屋が密集する地域では、酒場など見かけない地域に比べて

・犯罪率:平均で 4倍、最大で 8倍も高い
・アルコール絡みので死亡率:約 2倍 (Dundee City, East Ayrshire, East Lothian:4倍以上)
・アルコール絡みの入院率:約 2倍 (Algyll, Bute, Perth, Kinross, South Ayrshir:4倍以上)

上記の括弧内の地名はとくに死亡率、入院率の高い都市を示す。ご旅行の際には気を付けた方がいい。
                   (写真は添付のBBC Newsから引用)

www.bbc.com