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ヒロシのWorld NEWS

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気候変動が花壇を襲い:伝統的なイギリス庭園が消える! (BBC-Science & Environment, April 26, 2017)

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 地球温暖化は世界中に異常気象と災害をもたらした。イギリスの天候にも異変が現われている。この数十年、スコットランドイングランド北部の Cambria、Lancashire は豪雨と洪水に悩まされるようになり、逆にイングランド南部の Essexでは、強烈な熱波 (intense heatwaves) に襲われるようになった。

 この気象変動によって、イギリスの庭園は、将来、確実に変化を余儀なくされると見なされている。「The Royal Horticultural Society, RHS (英国王立園芸協会)」は、イギリスの庭園に及ぼす気候変動の影響について調査し、この度、その結果を報告書にまとめて発表した。
 報告書によると、今後、気候がさらに不安定になるならば、今世紀末には、伝統的な「芝生に囲まれた、「immaculate (清楚な」エドワード朝風庭園は、維持・管理が困難となると予想されている。

 なお、温暖化は、草木がよく知っている。
 Ms Jean Combes さんは 90歳。イングランド南東部 SurreyのAshtead (アッシュテッド)に住んで、毎年、自宅近くのオーク (oak) の木が「いつ若葉を付けたか」を観察し、記録してきた。その観察ノートによると、オークの枝の蕾 (buds) が開き出す時期は、1960年代に比べて、およそ 3週間早まっているという。その偉業が称えられ、Mr Combes さんは「OBE (大英帝国勲章)」を綬章された。

 さらに、如実に気候の変化が感じられるのは、芝刈り風景。イギリスのように寒冷な土地では、これまで芝の手入れが比較的容易であったが、近年では一年を通して、毎月、「芝刈り (lawn-mowing)」をしないと、管理できなくなった。とくに、イングランド中部 Northampton より北の地域では、早春、晩秋の時期、頻繁に芝刈りが繰り返されているという。
 
 また、RHSの報告書によると、今世紀末、イングランド西部の「The West Country」および北部の「The North of England 地区では、芝生が水浸しになるほど、降雨量が増すのに対して、東部の「East Anglia」、南部「Sussex」地区では、平均気温が 5℃も上昇し、乾燥して節水対策が必要になると予想されている。

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 このため、雨が多くなる地区の庭園では、洪水に備えて、花壇の「raised beds(揚床)」が必要になり、乾燥する地区の庭園では、メキシコの乾燥に強いアロエやユウカリ属などの植物が植えられて、日陰と言えば、アーモンドにピーチ、オリーブの木陰 (shade) となる日が来るかも知れないと、園芸専門家は見ている。
              (写真は添付のBBC Newsから引用。)

www.bbc.com