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サイクリング通勤:ガン・心臓病の発症リスクが半減 (BBC-Health, April 20, 2017)

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 何が困ると言って、病気の原因が分からないほど困ることはない。頭だ、腰だ。いや、目の調子が悪いと、病院に駆けつけてみても、全てがうまく行くわけではない。世の中の病気には分からないこと沢山ある。なのに、ほとんどの医者は何でも知っている素振りをし、いとも簡単に診断を下し、たくさんの薬を処方する。

 では、どうすれば良いか。病気に罹らないように予防を心がけることが一番。タバコはもちろんのこと、怪しげな添加物まみれの食品をやたらと口にしないこと。それだけで、どんなに、無駄な時間と個人および国全体の医療費が節約できることだろう。
 病気を敵に回さなければ、病気と闘う必要もなくなる。

 たとえば、日本人の 2人に 1人が罹患すると言われるガン。しかし、どれほど恐ろしいワニ、ライオンまたは敵(病気)であろうが、十分に間 (距離) を取っていれば、危険ではない。したがって、この病気を遠ざけることは、全てやってみることが賢明だろう。

 Glasgow大学のDr Jason Gill らの研究チームは、イギリスの通勤・通学者(commuters)25万人が対象になったユニークな調査を5年間実施し、その結果を「The British Medical Journal」に発表した。研究の主な課題は、「朝夕の通勤等にサイクリングを利用している人と電車・バスを利用している人との間に、ガン・心臓病の発症リスクの違いがあるか」。

 さて、結果だ。
"Overall, 2,400 of those studied died, 3,748 were diagnosed with cancer and 1,110 had heat problems."
"But, during the course of the study, regular cycling cut the risk of death from any cause by 41%, the incidence of cancer by 45% and heart disease by 46%."

[ 研究対象者 25万人のうち、死亡した人は 2,430人。また、3,748人がガン、1,110人が心臓障害とそれぞれ診断された。]
[ しかし、調査期間中に、朝夕、毎日サイクリング通勤・通学した人は、電車・バス利用者に比べて死亡率が 41%も低く、ガンの罹患率は 45%、心臓病の罹患率は 46%も低下していることが分かった。]

 なお、サイクリングの平均利用時間は 30 miles/week (往復約 12km/日) だった。
  もちろん、歩いても心臓病の発症リスクを下げる効果はあるが、6 miles/week以上歩かないと、顕著な健康効果が得られないそうだ。
                 

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