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ヒロシのWorld NEWS

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ラピュタのような雲に乗ってみませんか:空の旅の革命が始まる (BBC-News, March 19, 2016)

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 旅行中、運悪く、周りに行儀 (manners) の悪い客が乗り合わせたら、せっかくの楽しい旅も台無しになる。だから、「あなたは新幹線派?、それとも飛行機派?」と問われたら、迷うことなく、「飛行機派」と答える。飛行機では、「せいぜい、小一時間のがまん」と思えば、何とか凌 (しの) げるからだ。

 ところで、ここに紹介するのは、「次世代の乗り物 (a next generation model)」。これまで、幾度となく検討されてきたが、日の目を見なかった「飛行船 (airships)」だ。
 今、関係者の期待を一身に背負うのは、イギリス「Bedfordshire (ベドフォードシャー州)」の「Cardington (カーディントン)」で建造された「The Airlaner 10」。その全長は92 m、総重量 20,000 kgで、航行速度 148 km/h の性能を誇る「Hybrid Air Vehicle」機。乗客定員は 48 名。

"The aircraft needs 1.3m cubic feet of helium - enough to fill 15 Olympic-sized swimming pools - to get off the ground."
"It can take off vertically and land on almost any surface, including ice, desert and water."

[ この飛行船は 1.3 百万立方フィートのヘリウムで空中に浮かぶ。具体的には、オリンピック競技用プール 5 個をいっぱいにする位の容量が必要だ。]
[ エアランダー10は、地球上のほとんど、どこからでも、氷の上や砂漠だろうが、海上からだって垂直に離陸できて、同様に着陸も可能だ。]

  このThe Airlander 10 は、当初、アメリカ軍が偵察機として開発を進めたが、途中で資金が底をついて、遂に断念。その後、イギリスの航空会社が、飛行船の開発を引き継いだ経緯がある。The Airlander 10 の製造コストは一機£25m (約40億円)。航空会社は、2018 年までに 12 機を建造したい考えだ。

 技術の粋を結集して作られた新型飛行船。そこからの眺めは最高のはず。
"It's perfect for sightseeing because we can have floor to ceiling clear panels, and we can open the windows because we are not flying as high or as fast as traditional planes, but we will not be offering a service to get from A to B as quickly as possible."

[ この飛行船の客室には、床から天井まで透明なパネルがはめ込まれていているので、観光は完璧。それに、ジェット旅客機のように、高くも、速くも飛ばないため、窓を開けることだってできる。ただし、できるだけ速く、A 地点から B 地点に移動するサービスには向いていない。]

http://ichef-1.bbci.co.uk/news/624/cpsprodpb/145C1/production/_88839338_missionmodulefitting.jpg

 

 飛行船の弱点は、高価な「希ガスヘリウム (scarce helium」が必要なことと、その飛行が天候に左右されること。しかし、この飛行船の用途は次のように多彩だ。

・coastguard (沿岸警備)
・military and civil surveillance (偵察・監視)
・filming (撮影)
・academic research (学術研究)
・delivering heavy equipments to remote corners of the world (遠隔地への重機の搬送)

 飛行機よりも安く (cheaper)、船舶よりも速く (faster) 運ぶことができる飛行船。「smart phone」が現われ、通信革命が起きたように、飛行船が「航空業界」に革命をもたらすことができるか。偏 (ひとえ) に、The Airlander 10 の成功に掛かっている。

 飛行船は、まるで雲に乗ったような「不思議な乗り心地」とか。
 
                                 (写真は添付のBBC Newsから引用)

www.bbc.com