美しい女神「オーロラ」:太陽系惑星に現われる (BBC-News, November 10, 2015)
「オーロラ (aurora)」とは、「ローマ神話 (Roman mythology)」では、「あけぼの (dawn)」の女神の名前。したがって、ラテン語「aurora」も「曙 (あけぼの)」の意味だ。
オーロラは、「北極光 (Northern Lights)」とも、「aurora borealis 」とも呼ばれる。
昔から、ノルウェーやフィンランドなどの北欧でよく見られたが、それよりも南に当たるスコットランドなどで観察されることは、珍しかった。そのためか、オーロラが夜の空に現われることは、不吉なことが起こる前兆とされ、人々に恐れられた。
オーロラは、太陽から放射される膨大なエネルギーのプラズマ (荷電粒子) が、地球の磁場と相互作用して、加速され、大気中の粒子と衝突して発光する現象だ。
この度、アメリカ航空宇宙局 (NASA) が、「木星 (Jupiter)」と「土星(Saturn)」のオーロラの映像を公開した。いずれの惑星も、地球とは、「大気組成 (atmospheres」も「磁極 (poles)」も異なるため、色も形も独特なオーロラの姿を見せている。
それが、木星と土星に住むという、超自然の女神「aurora」の姿。観る人が観たら、美しい女性に見えるのだろうか。
A close up of Saturn's northern aurora using information from the Cassini spacecraft.
A close up of Jupiter's northern aurora.
Magnetic pull on both of Jupiter's poles causing these aurorae.
Gases at Saturn's poles are pulled by the sun's energy causing the planet's polar aurora.
(写真は添付のBBC Newsから引用)