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カフェインの過剰摂取にご注意:EU-EFSA報告書 (BBC-Health,May 27, 2015)

http://ichef.bbci.co.uk/news/590/media/images/83254000/jpg/_83254298_thinkstockphotos-181836962.jpg

 エスプレッソ(espresso)は味に独特の深みがあり、やみつきになる。友人の1人は、大のエスプレッソ愛好者で、イタリアで購入したマシンが自慢。一日、何度もその味を楽しんでいた。
 コーヒーにはカフェイン(caffeine)が含まれていて、その成分が、日常の生活に「活」の気分と「はずみ」を与えてくれる。

 しかし、ご用心。ものごとには、全て、「適度、限度」がある。その「度」を超すと、あるいは「一線」を超えると、一瞬にして「正・良」が「誤・悪」に変わる。

 表題の記事の書き出しは、「エスプレッソ1日5杯は健康を損ねる恐れあり」だ。

 EU(欧州連合)には、食品安全に関する事柄について、様々な角度から調査、検討する専属機関がある。それが欧州食品安全機関(The European Food Safety Authority, 略称EFSA)。そのEFSAが「カフェインの摂り過ぎに注意」の報告書を発表した。それによると成人が、健康を保持するために超えてはならないカフェインの摂取量は、1日400mg。

 多くの人がカフェインを摂り過ぎているそうだ。その原因は、コーヒー以外の食品にもカフェインが多く含まれていること、そして、ほとんどの人がそのことに気づかすに、色々な食べ物、飲み物を口にしていることにある。
 主な食品のカフェイン含有量は次のとおり。

 ・コーヒー(1杯)  :90mg(フィルターで入れたレギュラー)
 ・栄養ドリンク(1本):80mg       
  ・エスプレッソ(1杯):80mg
 ・紅茶(1杯)       :50mg
 ・コーラ(1缶)     :40mg
 ・ブラックチョコ(1本or1枚):25mg
 ・ミルクチョコ(1本or1枚) :10mg

 カフェインの摂り過ぎは、心拍数の増、高血圧、不整脈、震え(tremors)、神経質(nervousness)、不眠症(insomnia)、パニック発作(panic attacks)の症状につながる。
 とくに、子供や妊娠中の女性には注意が必要だ。子供の場合は、その体重(kg)の数値を3倍した値がカフェイン摂取量の許容限界値。体重20kgの子供は、紅茶1杯とミルクチョコ1枚でこの基準値に達することになる。なお、妊娠中の女性は、基準値の50%以下が望ましい。

         (写真は添付のBBC Newsから引用)

www.bbc.com