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立ちくらみ:数十年後に心を失う予兆? (BBC-Health, July 25, 2018)

https://ichef.bbci.co.uk/news/872/cpsprodpb/13409/production/_102675887_dementiagetty.jpg

 急に立ち上がったときに、ちょっと目まいがする。これは「light-headedness (立ちくらみ)」。そんなことは、誰にでも起こりそうだが、医療関係者は舌を噛みそうな名前を付けて、「orthostatic hypotension (起立性低血圧症OH)」と呼ぶ。
 もちろん、ほとんどの人にとって、忘れたころに、立ちくらみがあったとしても、大した深刻な病気の症状ではないと言う。

 ところが、人生の半ばを過ぎた中年期 (middle age)の世代 (45-65歳)にあって、日頃、低血圧で、しかも「立ちくらみ」を繰り返す人は、要注意だ。その後、高齢期に入ったときに、認知症脳卒中の発症リスクが高くなる。

 「The American Academy of Neurology (アメリカ神経学会)」の Dr Andreea Rawlingsらの研究グループは、被験者 11,709人 (平均年齢 54歳)の健康状態を、平均 25年間、追跡調査した結果、「立ちくらみ」を覚えるグループは、覚えないグループに比べて、高齢期に入ったときに、認知症脳卒中の発症リスクが高かいことを明らかにした。

 ただし、なぜ「立ちくらみ」が認知症脳卒中に関連するのか、また、「立ちくらみ」を繰り返す人は、日常の生活でどのような点に注意すべきかについては、今後、さらに研究を進める必要があるとのこと。

 なお、一般的な低血圧の症状は以下のとおり。

・light-headedness or dizziness:立ちくらみ、あるいは目まい
・feeling sick:気分が悪くなる (吐き気)
・blurred vision:視界がぼやける
・generally feeling weak:脱力感
・confusion:どうしたらいいか分からなくなる
・fainting:失神

 「The Stroke Association (英国脳卒中協会))」は次のように勧める。

"You get your blood pressure checked regularly, know what your numbers are and make sure you speak tot your GP if anything changes or if your are concerned."

[ 血圧値は定期的にチェックし、把握すること。そして、異常を感じたり、気になることがあれば、掛かり付けの医者に、必ずその旨を伝えること。]
                   (写真は添付のBBC Newsから引用)

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