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体に合った服は買わない:美容整形で、服に合わせた体に変える! (BBC-Health, May 20, 2019)

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 誰でも有り余るお金を持っているわけではない。それでも、他人の目を気にせず、好き勝手なことができる時代になった。
 ただの「駆けっこ」なのに、「ランニング」と呼び、シューズ、パンツ・ウェアなど一流選手並の「ランニング用具一式」を揃える。また、「サイクリング」を始める気になると、専用のシューズ、ヘルメット、手袋にパンツ・ウェアをスポーツ専門店で購入し、競技用の高価な自転車を用意する。

 ところが、その興味が長く続くことはほとんどない。もともと、努力することも、汗を流すことも嫌いな人が、スポーツ選手 (新語はathletes)のまねごとをしたところで、「自分の未熟さ」あるいは「a fear of being judged (レベル評価の恐れ)」から、すぐに運動をやめてしまう。

 それでも、流行(はやり)の、体にピッタリした「athleisure clothing (アスリージュア・パンツ)」は穿(は)いてみたい。でも、お腹もお尻もブヨブヨで、とてもフィット・パンツは無理。
 それならばと、UKの女性がとった戦略は「liposuction (脂肪吸引)」。部分的に体の脂肪を除去する美容整形だ。その主流は、体に与えるダメージが小さいとされる「fat-freezing method (脂肪凍結法)」。お望みの部位の脂肪細胞を、その氷点4℃に冷却して死滅させる方法という。

 しかし、美容整形のリスクがゼロではない上、それで体重が減るわけでもない。にもかかわらず、「The British Association of Aesthetic Plastic Surgeons (英国美容整形協会)」のMr Rajiv Groverによると、2018年にUKで実施された「liposuction (脂肪吸引)」件数は、前年比に比べて12%増の2,286件であった。

 いやはや、とんでもない時代になった。体に合った服を買わずに、服に合わせて、体を整形手術するなんて......,.。

               (写真は添付のBBC Newsから引用

www.bbc.com