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イギリス王室特別公開:エリザベス女王陛下のファッション (BBC-News, April 21, 2016)

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 エリザベス女王は、今年 4 月 21 日、90 歳の誕生日を迎えられた。これを記念して、63年を越える在位期間の公務、公式行事でお召しになられたドレスやガウン、帽子などが3回シリーズで公開されることになった。
 公式のタイトルは「Fashioning a Reigh: 90 Years of Style from The Queen's Wardrobe (エリザベス2世のファッション:女王陛下の衣装室に入ったファッションスタイル 90 年史)」

 その第 1 回は、Edinburghの「The Palace of Holyroodhouse (ホリールードハウス宮殿)」にて、4 月 21 日に始まった。目を見張るようなドレスの中で、特に注目されるのは、1999 年 7 月 1 日、スコットランド議会の開会式のセレモニーで女王陛下が着用されたドレス。それは、グリーンのシルクのクレープ織りとレースのドレスに、パープルのコートを重ねたファッションで、「Sandra Murray  (サンドラ・マーレイ)」のデザインだ。

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 新たに創立したスコットランド議会の議員 129 名が見守る中、ハミルトン公爵 (The Duke of Hamilton)が、女王陛下にスコットランド国王の王冠を差し出した。

 なお、肩に掛けたショールは、パープルとグリーンのスカイ島独特のタータンチェック。これは、スコットランドのルイス島 (Ise of Lewis) で織り上げられた一品。帽子は、ドレスやコートにみごとに調和していて、帽子職人 (milliner)のPhillip Somerville (フィリップ・サマービル)」の設計。

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 続く第 2 回の公開展は「Buckingham Palace  (バッキンガム宮殿)」にて 7 月 23日から、第 3 回は「Windsor Castle  (ウインザー城)」で 9 月 17 日から開催が予定されていて、それぞれの開催地に因んだ女王陛下の 150 着以上のお召しものが、直接、その目で確認できる。

 さて、次に紹介するのは、「Norman Hartnel (ノーマン・ハートネル)」がデザインしたドレス。Hartnel氏は、1940 年代のエリザベス2世がまだ王女の時から、数々のイーブニングドレスを制作したイギリスの「ファッションデザイナー(coutuier)」。その傑作となった一品は、1960 年 5 月、妹の「Princess Margaret (マーガレット王女)」と「Antony Arumstrong-Jones (アントニー・アームストロング=ジョーンズ)」の結婚式で着用されたターコイズ・ブルー(turquoise-blue)のドレス。その上には。ボレロのジャケットが良くお似合いになった。

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 また、1962 年に、ノルウエー国王オーラブ5世がスコットランドを公式訪問されたとき、エリザベス女王は、淡いブルーの「シルクファイユ (silk faille)」のイーブニングドレスをお召しになり、オーラル国王を「ロイヤル・ライシーアム (Royal Lyceum) 劇場」に招待し、一緒に「Rob Roy (ロブ・ロイ)」の「gala performannce (ガラ・パフォーマンス)」バレーを鑑賞された。このドレスも Norman Hartnel のデザインだった。

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 Buckingham 宮殿が「Château de Versailles (ベルサイユ宮殿)」とは違うように、イギリスのファッションもまた、フランスとは違った雰囲気がある。

 気品あふれるエリザベス女王陛下が一番好きなドレスは、いったいどれだっのであろうか。
 
                              (写真は添付のBBC Newsから引用)

www.bbc.com