ハムスターは負けない:火災の熱さに耐えて生き延びた (BBC-News, September 11, 2015)
その火災が発生したのは、5日前の9月6日(日)夕刻18:25。場所はイングランド東部Suffork(サフォーク)州Sudbury(サドベリ)の町の中心街。商店が建ち並ぶ一角に18世紀に建てられた「Market Hill building」があり、その裏手には、通りに面して店舗兼アパートのビルが建っていた。
煙は突然、歴史的な建造物から上がった。見る間に、火は隣のアパートのビルに燃え移り、住人は急いで外に飛び出した。その中に、Mrs Karen Jacksonの姿もあった。
Jacksonさんは、恋人から誕生日のプレゼンにもらった一匹のハムスターを飼っていた。ペットの名前は「Honey」。
火事の火の回りは速く、一刻の猶予もならない状態。そのときの状況を、Jacksonさんは次のように説明する。
"We had to leave in a matter of minuites and the only way out was the kitchen window, but the cage was too big so just quickly covered it in a coat and left it by the window and hoped for the best."
[ほんの数分の内に、そこから脱出しなければならなかった。しかも、逃げ道は台所の窓だけ。そのとき、ハムスターのケージは、持ち出すのに大きすぎたので、すばやくケージをコートでくるんで、窓際に置き、後は天にまかせて幸運を祈った。]
火事で焼け出された住人はJacksonさんを含め20名。火災発生後の5日間は「緊急避難所(emergency accomodation)」に身を寄せた。
ところが、焼け跡の処理で現場に入った関係者(engineers)が、偶然、ハムスターのケージを見つけた。中から、傷一つない(unscathed)ハムスター「Honey」の顔が覗いていたのだ。
(写真は添付のBBC Newsから引用)