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女性は母になるだけでも大変:その1/3が苦悩を抱える! (BBC-Health, November 28, 2017)

https://ichef-1.bbci.co.uk/news/800/cpsprodpb/11A5E/production/_98968227_de27-1.jpg

 人は自分のことで手一杯なのに、職場で気苦労が多いし、家族・友人関係で悩むこともある。しかし、その悩みは、女性と男性では少し違うことがわかった。

 BBC Radio 5 liveとYouGovが共同で、イギリス在住の1,800人に「online survey (オンライン調査)」を依頼し、「親の苦悩」について分析した。
 その結果、女性は結婚して子どもができると、男性に比べて、「心の病 (mental health issues)」を抱えることが多くなることも判明した。なんと、女性の1/3が「acute stress(急性ストレス)」,「severe anxiety (深刻な不安神経症)」,「postpartum depression (産後の欝病)」を経験し、その多くは「専門家の助け (professional help)」を必要としていた。

1.まず、女性が母親になると、育児 (parenting) に関して周りからあれこれ批判(criticism) を受ける。批判する人の内訳は

・by parents (両親から)            :26%
・by spouse/partner (夫またはパートナーから) :24%
・by other family members (他の同居人から)       :18%
・by strangers (見知らぬ人から)                           :14%
 
2.さらに、職場でも摩擦 (troubles) が現われ、女性の約30%は、子どもができたことで「felt discriminated (差別を感じた)」ことがあると答えた。これは、同じ質問で差別を感じたと答えた男性の 14%に比べて約 2倍。

3.女性が悩みを抱えたとき、「emotional support (心のより所)を誰に求めるか」について尋ねたところ、

・friends (友だち)          :60%
・spouse/partner (夫またはパートナー) :56%
・online forums (ネット)       :18%


ただし、女性の 15%、男性では 25%が誰にも相談せず、自分だけで悩みを解決しようとしていた。

 さて、今は 3人のお母さんの Ms Lauren Doyle は、知らない土地に引っ越して友だちが少ない中で、相談できる相手は夫と義理の母だけだった。最初の子どもが生まれたとき、PTSDに苦しんだ。2人めの娘が生まれると「心の病」は耐え難いものとなり、病院に駆け込んだ。しかし、

"All they could provide was medication and eventually received support through the parenting support group Pandas."
[ 医者がやったことと言えば、ただ薬を処方しただけ。結局、(地域コミュニティが運営する) 育児サポートグループ「Pandas」によって助けられた。]

そのMs Doyle。今はすっかり回復し、元気で仕事を続けていると、BBCが伝える。

                   (写真は添付のBBC Newsから引用)

www.bbc.com