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オオカミ少年:野生に生き延びた子どもたち(その2) (BBC-Culture, October 12, 2015)

 http://ichef.bbci.co.uk/wwfeatures/976_549/images/live/p0/35/1n/p0351n4j.jpg

  1972年、インドの森の中で、オオカミのこどもと遊んでいる、小さな男の子が発見された。子どもの名前はShamdeo(シャムデオ)。推定年齢4歳。体は、まっ黒で、歯は鋭く研ぎすまされ、指の爪は長く伸び、髪はモジャモジャ。オオカミと同じように、よつんばいで走り回るため、手のひらや肘(ひじ)、膝は、マメこぶだらけであったという。

 その少年は、ニワトリを襲うのが好きで、土を口にし、血なまぐさいものを求めた。まさに、オオカミ少年。しかし、この子どもにとって、生きることは、戦いであったに違いない。
 食べ物を得るためには、ときに、仲間のオオカミとも争い、小さな命を絶やさず、生き延びる(to survive)ためにはどうすればいいか、1人で学んで行ったと思われる。

 その後、オオカミ少年は、少しだけ「手話(sign language)」を覚えたが、ついに生涯、一言も話すことなく、1985年、若くしてこの世を去った。

 原文では、オオカミ少年を次のように説明する。

"A boy who was found in a forest in India in 1972 - he was estimated to be four years old. He was playing with wolf cubs. His skin was very dark, and he had sharpened teeth, long hooked fingernails, matted hair and calluses on his palms, elbows and knees. He was fond of chicken-hunting, would eat earth and had a craving for blood."

 オオカミには、人間の子どもを仲間に受け入れる「ふところの深さ」があった。

                     (写真は添付のBBC Newsから引用)

www.bbc.com