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新型EVバッテリー:一回の充電でガソリン車の2倍の走行距離! (RTE-News, Jan 9, 2022)

The modified Tesla Model S managed the 1,200 kilometre drive on a single charge.

 2年前に「Apple and A123 Systems」の Senior Eectiveの職を辞し、USのミシガン州に「battery technology Company」の「Our Next Energy(ONE)」を創設した Mr Mujeeb Ijaz。

 その研究チームは、これまでの「Ni-Co batteries (ニッケル・コバルト電池)」とはまったく違った軽量バッテリー「Gemini 001」を開発し、昨年の12月、Michiganの路上で走行試験を実施した。

 一回の充電で走行できた距離 (car range)は1,210km。平均速度は 55mph (約88 km/h)であった。このバッテリを積んだ電気自動車なら、途中の充電なしで、東京-大阪間 (約550- 600km)を往復できることになる。

 この成功を受けて、「ONE」は新型バッテリーを2023年末までに販売する計画だ。

 

 なお、バッテリーの性能試験に「Telsa Model 5」を選んだ理由として、Mr Ijazは

 

・このEV車は、エネルギー効率がずば抜けていること

・バッテリーの収納空間「battery pack」が大きいこと

を挙げたという。

 

おわりに:世界は電気自動車EVの開発を加速させ、希少金属 Co (コバルト) 、Ni (ニッケル)の需要が高まっている。しかし、その陰で、Co、Niの産出国における鉱山の劣悪な労働環境、児童労働、偽装請負が問題になっている。

 Coも Niも必要のない EVバッテリーが普及すれば、利権を巡る血みどろの争いも人権問題もきれいに消える。しかし、コンゴ共和国、フィリピンの経済は大打撃を受けるだろう。

                    (写真は添付のRTE Newsから引用)

www.rte.ie