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朝、東の空が真っ赤に染まるとき:今日の天気は晴れだ! (BBC-News, Dec 9, 2020)

Looe Harbour

 時刻が日の出の時間に近づくと、ほのかに暗闇が薄れて「twilight (あけぼの)」となり、やがて、東の空が白み始め、小鳥の「チッチ、チッチ」とさえずり始める頃は「dawn (朝ぼらけ)」。さらに、東の空が薄っすらと赤みを帯びて、その光の濃さが徐々に増しながら空いっぱいに広がると、朝焼けだ。その後(のち)、朝日は悠然と輝きながら姿を見せる。

 

 刻々と変わリ行く、その一連の壮大な「sunrise (日の出)」のドラマは、見る人の心を捉えて離さない。清少納言でさえ「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる雲のほそくたなびきたる。」と、その美しさを愛(め)でた。 

 

 お天気の良い朝、東の空が赤く染まるのには、理由がある。太陽光の中でも波長の短い青色光が、大気中に浮遊する埃、微粒子に散乱してしまい、波長の長い赤色光だけが目に届くためだ。

 ただし、朝焼けの空の色は、気象条件によって微妙に変わるという。東の空が真っ赤に染まったら、それは「天気が晴れ」の兆候。これに対して、空にくすんだ深紅色が広がるときは、前線が近づいている証拠。雨・風を伴う嵐の前触れだ。

 

 また、紫の色調が現われるのは、赤色に紺色系の光が重なって見える「optical illusion (錯覚)」。さらに、日の出前に、東の空に浮かぶ雲が、真っ先にピンク系の光に照らされるのは、太陽光が鋭角で入射するためとか。

 

 BBCは、UK南東部「South West Peninsula」の住民が撮影した「朝焼けシーン」を紹介している。どれもこれも、みごとな作品だ。 

Lewtrenchard

おわりに:このところ、パソコンに向かう時間が長くなった。そろそろ、チマチマした「モニター空間」から離れて、自然空間の遊歩を楽しむときか。

      (写真は添付のBBC Newsから引用)

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