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不死身のダース・ベイダーが死去:フォースと共にあらんことを! (BBC-News, Nov. 29, 2020)

 

Dave Prowse

Peter Cushing, George Lucas, Carrie Fisher and Dave Prowse on the Star Wars set

 「Dave Prowse (デイヴ・プラウズ)」と聞いても、誰のことだか分からない。けれども「Darth Vader」と聞けば、世界中の人が知っている。

 その、宇宙の「悪の権化(ごんげ)」の象徴俳優が逝去した。85年の生涯だった。

 

 Mr Dave Prowseは身長198cmで、並外れた体格の持ち主だった。ボディビルとウェイト・リフティングで鍛えた体は、悪玉のリーダー格として威風堂々。「Darth Vader」の役柄は、まさに適役だった。

 

 デビュー作は「James Bondシリーズ」の「Casino Royale」(1967)で、大男「Frankenstein (フランケンシュタイン)」の役で出演した。

 その後、George Lucasに見い出され、「Star Wars: Episode Ⅳ - A New Hope」で「Darth Vader」を熱演する。ただし、残念なことに、仮面に隠れて本人の姿は見えなかった。

Dave Prowse as Darth Vader in Star Wars

 その「Darth Vader」 には、エピドードがある。Mr Prowseは「West Country accent (ES西部なまり)」がひどかったため、「Darth Vader」の声は「James Eart Jones」の声に吹き替えられたのだ。

 

 また、俳優として映画に出演したものの、その役は、ほとんどが悪役、怪奇なフランケンシュタインであった。しかし、実社会では、1975年から「交通安全運動」に携(たずさ)わる。「The Green Cross Code Man」として、「The face of Bristish road safety (イギリスの交通安全の顔)」になった。

 道路を渡るときの注意点として、子どもたちに

 

・Stop, look and listen. [ 止まって、(左右を良く)見て、(クルマの音を)聞け ]

 

と教えた。その一連の社会貢献が認められて「MBE (大英帝国勲章第五位)」が授与されている。

Prowse playing the Green Cross Code Man

 「Darth Vader」は、映画の中では「冷酷な暗黒のSith(シス)」であったが、家庭では良き夫であり、パパであり、おじいちゃんであった。

 

 「May the Force be with him, always.」

 

 Dave Prowse (デイヴ・プラウズ)」よ。常に、フォースと共にあらんことを祈る。

 

  (写真は添付のBBC Newsから引用)

www.bbc.com

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