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手洗い、手洗いに消毒:その手、スーパドライになっていない? (RTE-News, March 10, 2020)

Cracked, painful skin can be an unfortunate side effect to staying sanitary. Prudence Wade asks an expert what we can do about it.

 新型コロナウイルスの恐怖が世界を震撼(しんかん)させている。人々は、こぞってマスクを買い求め、皆、必死になって手を洗い出した。しかし、誰が買い占め、これを隠匿(いんとく)したものか、あれほど街に出回っていたマスクが、スーパー・薬局、雑貨店などのあらゆる店頭から、それも瞬時に、跡形もなく消えた。 

 一方、アルコール消毒液も品薄になった。そこで、大方の社会弱者にとって、新型コロナウイルスから身を守る手立てと言えば、せいぜい、マスクが汚れても、これを使い続け、石鹸と水でよく手を洗い、映画館やコンサートなど不特定多数が集まる密閉空間には、近づかないことくらいだ。

 ところで、その手洗い。一日に何度も、お湯と石鹸で神経質に洗ったり、手に消毒液を繰り返しまぶしていては、手が荒れて、「super dry hands」のカサカサになる。

 皮膚表面にあって、肌に潤いを与え、乾燥防止の役目を果たしている「sebum( 皮脂)」がすっかり剥がれ落ちて、肌の弾力も失ってしまうからだ。この状態は、寒さと乾燥が厳しい冬季には、あかぎれや痒みの原因にもなる。

 美容医学の専門家 Dr Amber Woodcockのアドバイスは、手洗いの後で、必ず保湿クリーム(お勧めは「Aveeno hand cream」)を使用すること。ただし、成分表に「sodium lauryl sulphate (ラウリル硫酸ナトリウムSLS)」と記入された「水性ハンドクリーム(aqueous creams)」は、避けた方が良い。

 近年、その医薬効果が疑問視されている成分だ。けれども、どういうわけか、ほとんどの水性ハンドクリームに、SLSが混入しているという。

 そして、洗濯やお風呂場などの掃除、ガーデニングの際には、ゴム手袋を使用すること。それでも、手が荒れて、カサカサがひどくなり、ヒリヒリするようになったときは、ベッドに入る前に、手に保湿クリームを塗り、手袋をはめて寝ると、治癒効果が高まる。

                           (写真は添付のRTE Newsから引用)

www.rte.ie