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タイムマシン「ターディス」か?:突然Londonに現われたものは― (BBC-Newes, December 6, 2018)

https://ichef.bbci.co.uk/news/800/cpsprodpb/15EF7/production/_104674898_turdis.jpg

 Londonの「Biggin Hill」のMelody Road。この付近の住民はさぞかし驚き、慌て、そして怒ったに違いない。BBCのSF-TVドラマでイギリス人の誰でも知っている宇宙人「Dr Who」。そのDr Whoの宇宙船でありタイムマシンでもある「TARDIS (ターディス)」が、12月4日 (火)、突然、住宅街に現われた。TARDISとは「Time and Relative Dimensions In Space (次元超越時空移動装置)」。

 なかでも、最も驚いたのは、自宅の「Drive way」に、奇妙な「TARDIS」をドンと置かれたMs Stephanie Willis (31歳)。Ms Willisは唖然とした。Ms Willisがその一見「TARDIS」によく似ているが、注意してみると「unsightly (見苦しい)」ボックスに気づいたのは、「Facebook」上であった。誰かが、修正ソフト「Photoshop」を使って、TARDISの画像を合成し、自宅の私道にTARDISが現われたように、いたずらしたのかと思ったという。

 ところが、それはTARDISでもなんでもなく「Transport for London's (ロンドン交通局TfL)」が、地域の住民に何の連絡もなく (もちろん、私道の保有者 Ms Willisにも連絡なしで) 強引に設置した、バスの運転手用トイレだった。
 Ms Willisによれば、そのトイレは、自宅の「Drive way」上に、まるで空から降ってきたかのように放り出されたと言う。まったく不愉快極まる (It is just hideous.)と、怒りが治まらない。
 誰もが憤慨した。すでに TfLのトイレの窓が壊され、ドアの「key pad (キーパッド)」にはドリルで穴があけられている。

 しかし、TfLの責任者 Nick Fairholmeは強気だ。このトイレの設置は「London Borough of Bromley (ブロムリィ・ロンドン自治区)」と「highways managaers (ハイウェイ管理者)」とも協議して決めたものであり、住民の許可 (permission)など必要ない、と譲らない。つまり、必要な手続きを経て実施した計画であり、ただ、地域住民に対する連絡が不十分だっただけだと。そして、現在、トイレの被害状況を調査中と述べる。

追記:これが紳士の国イギリス TfLのやることか、と目を疑った。地球が異常気象に見舞われたせいで、UKのお役人の思考回路も異常を来たし、次元を超越した行動をとるようになったのかも知れない。
                 (写真は添付のBBC Newsから引用)

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