ヒロシのWorld NEWS

世界のニュースを日本語でお届け!

パトカーが追突事故:車は炎上、危機一髪でドライバー脱出 (BBC-News, October 26, 2017)

https://ichef-1.bbci.co.uk/news/872/cpsprodpb/30F9/production/_98473521_pic.jpg

 「ポリ公」とは巡査を罵っていう語、と辞書にある。その「ポリ」はもちろん「police」。しかし、英語の「police」の初期の発音は、古代ギリシャ都市国家「Police」と同じく、第1音節「po-」を強く発音した。つまり、「police」とは、「文明」、「国家」、「政策」を意味する言葉であり、もっぱら「警察」の意味で使用されるようになったのは1,800年頃からだ。
 「police」が犯罪を犯し、面倒な案件は避け、こそこそと隠れた点数稼ぎの交通取締に明け暮れていては、「The Public」の信頼を失う。「police」は「policy (政策)」の姉妹語であり、本来、崇高な見識に立った仕事ぶりが求められるからだ。

 さて、イギリスの「police」の話題。
 10月16日(月)、その事故は、England 中央部「Derbyshire (ダービーシャー州)」を走る主要幹線道路 A515で起きた。場所は、Cubley (カブリー)とAshbourne (アッシュボーン) の間。
 Mr Robson Green (22歳)は、道路の渋滞に巻き込まれ、運転していたスポーツカーMazda MX-5 (ロードスター) を止めていた。そこへ、いきなり、州警察のパトカーBMW車が突っ込んだ。パトカーのボンネットが、スポーツカーの後部にめり込むほどの激しい衝突事故だった。
 Mr Green の証言だ。

"The fuel tank in my car burst open and set alight straight away as we were trying to get out."
"I had to kick my door open and my passenger had to climb through the passenger's window, which was luckily down at the time. Once we were out of the car, the fire spread to both, destroying them completely."

[ 自分の車の燃料タンクが張り裂けて、逃げるまもなく、すぐに火が付いた。]
[ (車体がゆがんでドアを開けなかったので)ドアを蹴って車の外に出た。助手席の友人は、幸い、助手席の窓が開いていたので、そこからはい逃げた。車から出た瞬間、火は燃え広がり、車は 2台とも完全に焼け落ちた。]

 これに対して、「Derbyshire Constabulary (ダービーシャー州警察)」当局は次のような声明を発表。

"Inquiries were ongoing and until a clear picture emerged, were unable to comment on the crash."
[ この件に付いては、現在、調査中。事故状況がはっきりするまで、衝突事故に関してコメントすることはできない。]
                   (写真は添付のBBC Newsから引用。)

www.bbc.com