2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧
農家の稲刈りが終盤に差し掛かった晩秋のころ、グワグワと騒がしい掛け声をあげて、北の空からマガン、白鳥が群れをなして飛来する。そして、やがて大寒の終わりを告げる節分が近づくと、よく晴れた朝、その渡り鳥たちは一斉に上昇気流に乗って空高く舞い上…
江戸の川柳に、こんなのがある。 ・削(そ)いで取りますと 外科殿平気なり 他人の痛みなど気にせず、さっさと仕事を済まそうとする医者。その態度を痛烈に揶揄(やゆ)した一句だ。 どうやら、この世には、昔から「高慢と偏見 (Pride and Prejudice)」の挙動が見…
はじめて鉄砲を種子島に持ち込んだのは Portuguese。1543年のことだ。やがて、その鉄砲が戦国時代の戦(いくさ)のあり方を大きく変えることになる。 それから16年後の1559年の Portuguese。今度はヨーロッパにはじめて茶の葉を持ち込んだ。そのときの名称は「…
天下取りを狙った信長は、いばり屋で目立ちたがり屋だった。家来を集めては、好んで、幸若舞「敦盛」の一節 『人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり』 と歌い、舞ったと伝えられる。戦国の当時は、人生50年が普通だった。 しかし、健康寿命はと…
1.Overtinking?:クヨクヨと考えすぎだって? 腹立たしいことや、悔しい過去の恨みつらみに屈辱・恥辱の数々。それに口惜しい深い心の傷は、忘れようとしてもなかなか忘れ切れるものではない。さらに、遥か遠くの沖合から高潮がヒタヒタと海岸に押し寄せる…
冬の朝は暗く、その上、寒い。おのずと布団 (duvets)から抜け出せなくなる。この時期、布団もまくら (pillowsも、なんと愛(いとし)いことか。 しかし、どんなにいとしいものでも、それをボロボロになるまで使うわけにはいかない。ものには寿命があり、やがて…