ヒロシのWorld NEWS

世界のニュースを日本語でお届け!

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

コロナ感染で最悪の後遺症:50歳以下の若い女性に現われる! (BBC-News, Mar 25, 2021)

この世では、道理が通じない、理不尽で、ムチャクチャなことが、当然のようにして起こることがある。比較的若い女性 (50歳以下)が新型コロナに感染すると、ひどい後遺症に悩まされるという事実も、その一つだ。 Glasgow大学の Dr Janet Scottらの研究グルー…

ハリケーンの「normal(普通)」が崩れ:見直し迫られる! (BBC-Science, Mar 15, 2021)

医学の世界で、脈拍や血圧、血糖値などの測定・検査結果を「normal (ノーマル)」といえば、これは「正常」の意味。 しかし、一般に (normally)」、「normal (ふつう)」とは随分と曖昧な言葉だ。 これを逆手にとって、こんな受け答えをする子どもがいるそうだ。…

プラスチック・ゴミが高級衣料に変身:さて、その着心地は! (BBC-Science, Mar 15, 2021)

廃品回収業は江戸時代からあったという。ボロ布、紙クズ、鉄クズなどを回収し、どうにかして再利用できるように知恵を絞った。古くは「バタ屋」と呼ばれたが、その呼び名も1960年代頃から「資源回収」、「環境」、「環境保全」、「リサイクル」などと、さまざま…

コロナのワクチン接種:麻疹(はしか)の予防接種と、何が違う?(RTE-News, March 9, 2020)

人類の祖先は、数百万年にわたる「the law of natural selection (自然淘汰の原則)」を経て、「immune system (免疫システム)」を獲得した。一度ウイルス・病原体に感染すると、体に抗体が生じ、さらに「memory B (メモリーB細胞)」、「T-cells (T細胞)」が働い…

氷山で寝過ごした「北極セイウチ」:流されてIrelandに漂着 (RTE-News, March 14, 2021)

その昔、船乗りが遠く、北の海に出かけて、見知らぬ生き物を目にし、それを記録に留める際に、ほとほと困ったに違いない。その不思議な海の動物の一つが「walrus (セイウチ)」だった。 英語「walrus」の語源はオランダ語の「walvis」。それは「whale」と「ros…

2,000年前の精巧な「アナログ・コンピュータ」:復元に成功! (BBC-Science, March 12, 2021)

BC100年頃、すでに精巧なアナログ・コンピュータがつくられていた。 ことの発端は、1901年、ギリシャの「Antikythera (アンティキティラ島)」の近海に沈んでいたローマ時代の難破船。そこから、不思議な青銅の塊が発見される。 それを引き上げて、よく調べて…

アマゾンのシャーマンの薬草汁:うつ病の神経回路をリセット! (BBC-News, March 15, 2021)

今から数千年前にさかのぼる、はるか昔から、南米、それも、とくにアマゾンのシャーマンは、「rituals (儀式)」の際に「ayahuasca (アヤワスカ)」と呼ばれる薬草汁を飲んだ。これには「DMT(ジメチルトリプタミン)」成分が含まれていて、一種の「hallucinogen…

アイルランドの St Patrick (聖パトリック):祭りとパレードで偲ぶ (RTE-News, March 9, 2020)

毎年の 3月17日は「St Patrick's Day (聖パトリックの祝日)」だ。この日は Ireland国民に限らず、Irelandから他国に移住した世界中の Irishが「聖パトリックの祝日」を祝い、パレードを繰り広げる。 とくに、約15万人が参加して実施される「New York 五番街」…

庭はオアシス:人も小鳥も大好き、困ったことに害虫も大好き! (BBC-Science, March 12, 2021)

無差別攻撃に使われる「化学兵器 (chemical weapons)」は卑怯で、卑劣な手だ。 しかし、カメムシは、危険に遭遇すると、常に、この手を使う。その体の後部から「stink (強烈な悪臭)」液を発射するのだ。この化学兵器は強力で、下手をすると、自分自身も被害…

半分オスで、半分メスの小鳥:これはギリシャ神話の世界か? (BBC-News, February 25, 2021)

男にして女。ギリシャ神話では「Hermaphroditos (ヘルマプロディートス)」として知られる。これを語源とした「hermaphrodite (ハーマフィロダイト)」とは、両性具有にして「雌雄嵌合体 (雌雄同体)」を意味し、「male-female chimera」とも「bilateral gynadro…

南半球の「ハコクラゲ」の毒は強烈:豪州で少年が刺されて死亡! (BBC-News, March 4, 2021)

自然は不思議がいっぱい。けれど、それに劣らず、危険もいっぱい。とくに海外旅行・海外生活では、注意が必要だ。 ところで、Australiaは、今が夏の終わり。つまり、日本のお盆の頃に当たる。日本では、お盆を過ぎると、海水浴場にクラゲが現われるようになる…

タバコの煙は、勘弁して!:いや、おれには吸う権利がある! (BBC-News, March 1, 2021)

モノの言いようによって、聴く人の捉え方はずいぶんと変わるものだ。タバコが手から離せない人を、「smoker (スモーカー)」あるいは「愛煙家」、「タバコ好き」と言えば、穏やかなモノ言いだが、「タバコ飲み」となると、軽蔑の気分が入る。 その愛煙家とくに…

「アストラゼネカ」接種で血栓:欧州各国でワクチン接種中断が相つぐ (RTE-News, March 11, 2021)

子どもの頃から一度は乗ってみたかったジェット旅客機。念願かなって、初めて乗った機種は、「DC-9」だった。その日の天気は快晴。飛行機が滑走を始めると、機内には、「コンドルは飛んでいく」の曲が流れた。札幌から釧路までの約50分間の空の旅だった。眼…

もっと綺麗になれる:そのIrish流「美容術」の秘訣とは? (RTE-News, March 7, 2021)

春になると、小鳥だって、身づくろいに余念がない。自然界に生きるキジ、ヤマドリ、イカルにスズメなどは、その姿、動きでパートナー(伴侶)候補の健康状態を判断しているという。美しさは、生き残るために必須の条件なのだ。 人も同じ。 瞳(ひとみ)澄み、 心…

狩猟キジ肉が食品でないと言い張る:UKの矛盾、鉄砲狂の固執 (BBC-Science, Feb 24, 2021)

『雉(キジ)も鳴かずば撃たれまい』と、昔の人は言った。ところがUKでは、鳴いても鳴かずとも、「pheasants (キジ)」は撃たれるらしい。それも鉛玉の散弾銃で。 キジ猟 (pheasant hunting)はスポーツと言い張る人もいるが、それは単なる鳥を撃ち殺す遊び (game)…

これが未来の物質:自己修復、ミクロ、カメレオンの機能あり! (BBC-Science, Feb 18, 2021)

築50年を過ぎた老朽橋梁が問題になり、政府は莫大な税金を注ぎ込んで、急きょ、全国の橋の補修工事に乗り出した。これで儲かったのは土木・建設業だ。 関係者は力説する。橋げたのヒビ割れや鉄骨のサビは、橋の落下・崩壊事故に繋がりかねないと。 しかし、そ…

「月下美人」は数々あれど:咲いた咲いたアマゾンの原種! (BBC-News, Feb 20, 2021)

珈琲の木は気まぐれ。気分がよければ、たくさんの白い小さな花を咲かせる。咲き始めの花は、ほんのりと甘い香りがする。 ところが、カトレアは、なぞめいている。花が咲いてもすぐには匂わない。まだかまだかと、ずいぶんと気を揉ませた上で、ようやく妖艶な…

「Montmartreの ある通りの風景」:見たことのないGoghの作品 (RTE-News, February 24, 2021)

神経質な男で、激情に走りやすいタイプの画家「Vicent Van Gogh (フィンセント・ファン・ゴッホ [1853-1890])」が、パリの「Monmartre (モンマルトル)」に住む弟「Theo (テオ)」を頼ってフランスに行く。1886年の 2月のことだ。 当時の「Montmartre」は、パリ…

これでも、羊です:伸び放題の毛に包まれて、前が見えません! (RTE-News, February 24, 2021)

男は、おとなになると、顔のヒゲがドンドン伸びて、毎朝、これを剃らないと、顔中が毛むくじゃらの鬼のような形相になる。 その事情は、羊 (sheep)とて同じ。羊の毛はズンズン伸びるため、最低、一年に1回、毛を刈り取ってやらないと、毛の中に頭も体も隠れ…

川が汚れ、湿地が消え:地球上から75%の淡水魚が姿を消した! (BBC-Science, Feb 23, 2021)

地球上には多くの川があり沼があり、たくさんの淡水魚が住みついていた。しかし、人間は、川や湿地の真の重要性に気づかず、かってにダムを建設し、川や湿地を干拓、埋立てした。さらに、追い詰められた魚を、「unsustainable fishing (後先(あとさき)考えな…

超音速 戦闘機:その衝撃波で民家の窓ガラス、屋根、TVが破損! (BBC-News, Feb 20, 2021)

突然「ドッカン」。雷か爆弾が落ちたような大音響がとどろいた。1月の12日(火) 13:05のことだ。続いてキーンと鋭い音を立てて超音速戦闘機「RAF Typhoon」が上空を飛んで行く。 爆撃音は UK東部一帯 (Cambridgeshire, Essex, Hertfordshire, London) で確認…

カリブ海を荒らし回った女海賊:ジェンダーの垣根を超えたって? (BBC-News, Feb 16, 2021)

17世紀後半から18世紀前半 (江戸時代)のヨーロッパ。「船乗り(seafarers)」は男衆と決まっていた。女性は不運 (bad luck)を招くとされ、乗船することさえ許されなかった。 ところが、そんな時代にあって男装し、舶刀「cutlass (カットラス)」を振り回して、荒…

ヒマラヤ山脈の小鳥:平地の小鳥と どこが違う? (BBC-Science, Feb 15, 2021)

気温 -10℃。ヒマラヤ山脈はとにかく寒い。調査記録をとっている間に、手が凍えそうになるという。 こんな寒さの中でも、小鳥たちがエサを求めて飛び回る。その一羽が「goldcrest (キクイタダキ)」。体重は小さじ一杯の砂糖の重さほどの小さな体だ。体が小さ…