2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧
近ごろは、気まま、わがままが通る時代。運動 (exercise)が大嫌い、勉強 (study)も大嫌いという子どもも大人も多くなったようだ。 確かに、用もないのにわざわざ歩いたり、走ったりするのは、無駄と言えば無駄。めんどうな微分・積分に常・偏微分方程式なん…
エビネにアツモリソウ、シュンランなどの山野草 (wild flowers) には、観ていて飽きることのない素朴な美しさが備わっている。 しかし、これらの山野草も、食うに困り果てた人がいたものか、その群生地から掘り抜かれて、田舎の「道の駅」などで売られている…
警察は、ドロボウや犯罪者を捕まえるのが仕事のはずなのに、どこかの国では、その警察がドロボウや強盗のまねごとをするそうだ。言語道断だ。その反面、したり顔の白バイやパトカーが、もの陰に隠れてお年寄りのドライバーを捕まえ、「一時停止が不十分だっ…
人類を含む哺乳類は、脳の奥の視床下部に「体内時計 (body clock)」を持っている。概日リズム (circadian rhythm) を刻む「視交叉上核(suprachiasmatic nacleus)」と呼ばれる神経細胞群だ。体のほとんどの細胞は、この時計の動きに合わせて働くため、心の状…
「cold (風邪)」の治療薬の開発はむずかしい。症状を引き起こすウイルスの種類も数も圧倒的に多く、その上、風邪ウイルスは直ぐに進化して、風邪薬に対する抵抗力をつけてしまう。 そこで、London大学「The Imperial College London」の Ed Tate教授らの研究…
外科手術では、傷からの細菌感染を防ぐため、「penicillin (ペニシリン)」やグリコペプタイド系「teicoplanin (テイコプラニン)」などの抗生物質 (antibiotics)が患者に注射される。しかし、いずれの抗生物質も「心拍停止(cardiac arrest)」などの激しいアレ…
「cinema (シネマ)」とは British Englishで映画館のこと。BBCの調査によると、この「cinema」が、食中毒を引き起こす「サルモネラ菌 (salmonella)」で汚染され、不衛生な場所になっているという。 さて、BBCの「One's Watchdog programme」は、London Metro…
世間には「建て前」とは裏腹なことが多い。『禁煙車:この車ではタバコを吸いません』」と銘打ったタクシーやトラックに限って、運転席からタバコの煙が上がっている。また、『法定速度遵守車』の宣言文句を掲げるトラックに、運転の粗暴な車が多い。 さらに…
「田舎 (country)」と「都会 (town)」の違いは、今からおよそ 2,600年前にもあった。その頃の作とされる「The Town Mouse and the Country Mouse (都会のネズミと田舎のネズミ)」の中で、「Aesop (イソップ)」は、田舎には田舎なりに、良いこともあると告げ…
恐怖は極端だが、不安」、煩(わずら)い、怒りに悩みなどの情緒は誰でも経験する。しかし、くよくよしても問題の解決にはならない。 「悩む」には「病む」の意味もあり、あれこれと心がかき乱された上、『気持ちや体から活力が抜けて弱ること(大野晋:古典基…
Berry (ベリー)も色々。Blueberry (ブルーベリー), Raspberry (ラズベリー), Blackberry(ブラックベリー), Gooseberry (西洋スグリ), それにCranberry (ツルコケモモ)。どれもビタミンC、ミネラルが豊富だ。 Cranberryの語源はドイツ語「Kranbeere」。その意…
ギリシャ神話の「牧神パーン(Pan)」は、葦(アシ)で「Pan-pipe(パーンの笛)」をつくった。また、むかしの人は、葦(アシ)は「悪(あ)し」につながり、縁起がわるいと、おなじ漢字を「ヨシ」とも読んだ。 そのアシ (reeds) やガマ (cattails) などの「水生植物…
小さな子どもからお年寄りまで、みな下を向いてスマホをいじくり回す時代だ。数十年前とは比べようがないほど、膨大な情報が一瞬にして手元の小さな画面に映し出される。そんな時代でも、情報には「fake (嘘)」と「right (真)」が入り混じる。 さて、日本人…
「盗人 (ぬすっと) と知者の相は同じ」と言い、易者でさえも盗っ人と賢人との見分けがつかないそうだ。 人を騙して金をとるのも、盗っ人。「いかさま、いんちき (bogus)」はヒト属 (Homo)のある種が得意とするところだ。 しかし、「いんちき」はいんちきでも…
バーミンガム (Birminghm) から約 55km北東の先には、古都「Leicester (レスター)」が England中部を流れる「River Soa (ソア川)」沿いに佇む。ここは古代ローマ人が築いた歴史ある、人口約 35万人の都市だ。 古代ローマ人、Angles (アングル人) の侵入に遭…
バラ (roses) には不思議な魔力があると、イギリスで信じられた。太陽が真上に来る「夏至 (The summer solsitce)」の夜、女性が枕の下にバラを敷いて寝ると、胸に秘めた恋人の夢の中に、自分が現われるというのだ。 しかし、バラはバラでも、品種によって、…
「蓼 (たで) 食う虫も好き好き」、「捨てる神あれば、拾う神あり」とも言われ、人の好きずきには計り知れないものがある。あの「蛾 (moths)」を美しいと褒め称え、その採集に夢中になっている人もいる。 しかし、園芸家にとって、蛾は「敵」の何ものでもない。…
大学の新入生 (freshers)は、その名の通り清心 (fresh)だが、小学 1年生と来たら、その瞳はもっとピカピカに輝いて、まるで、春になって地面の下や木々の枝から萌え出る植物の新芽のようだ。限りない「potentiality (可能性)」を秘めた姿は、まぶしいほどだ…
あちらを立てれば、こちらが立たず。世の中のことには、良い面もあれば、悪い面もあることが多い。「痛し、痒し」とも言われる。薬はまさに、その代表格のようなものだ。 East Anglia大学の Chris Fox教授らの研究チームは、65歳以上の認知症患者40,770人の…
人々を魅了し、虜 (とりこ)にする琥珀色の液体。その名は whisky。Gaelic (ゲール語)の「uisge beatha」に由来し、元々の意味は「water of life (生命の水)」。その whiskyの王さまは、なんと言っても「Scotch Whisky (スコッチ・ウイスキー)」だ。 しかし、…
隕石 (meteorites) は、時間を超越したメッセンジャーだ。それは、ほんの小さな石ころにしか見えないが、その内部には、宇宙の歴史情報がたくさん詰まっている。 2008年10月7日のことだ。地球に向かっていた「asteroid (小惑星)」が、大気圏に突入したかと思…
「disease(病気)」の語源はフランス語の「desaise」。その意味は「lack of ease (安らぎの欠如)」だった。 病気と言えば、行き場を失うほど追い詰められ、悩まされ、心がふさぐ病気もある。うつ病 (depression)だ。この病気はつらい。抗うつ薬 (anti-depress…
無線データ通信デバイス「Bluetooth」とは変な名前だと思っていた。しかし、あれは、Vikingの王「Harald Bluetooth (ハーラル1世 [? - 987] )」に因んで、かってはデンマークの Vikingと宿敵の関係にもなった Sweden人の会社「Ericsson」が命名したものだっ…