目鼻立ちに口元は、人の目につくところ。でも、爪だって結構、他人が見ているものだ。それが汚れていたり、割れ爪、欠け爪だったりすると、魅力が半減する。きれいな爪は健康のバロメータであり、また、その人物が清潔で、きめ細やかな性格であることを印象づけもする。
そうかと言って、ジェル・マニキュアをベタベタ塗っても、爪のヒビ割れ・剥がれは防げない。では、どうすれば、この冬、きれいな爪を保てるのか。
以下は、「Cienna Rose (シエナ・ロゼ)」の創業者であり、「nail art」の専門家でもある Ms Carla Opokuが教えるプロの「爪のお手入れ法」だ。
1.Hydrate with an oil
顔、身体、髪の表面がカサカサしていては、表皮・表層が痛むもの。爪も同じ。「cuticle oil (キューティクル・オイル)」を爪の甘皮(cuticle)、付け根、爪甲 (nail plates)にたっぷり塗った後、これを十分にすり込んで乾燥を防ぐこと。
2.Don't forget your base coat
急いでいて、マニュキュアを塗る時間がないときでも、「base coat (下塗り)」だけは塗っておきたい。これは爪を補強し、「peeling (剥離)」から守るためだ。ただし、「base coat」は「harsh chemicals (刺激成分)」のない「natural formula (オーガニック)」がおすすめ。
3.Try a nail mask
くたびれて、脆(もろ)くなった爪には「Overnight Success Revival Mask」がおすすめ。これには「synthetic crystalline protein (合成結晶タンパク質)」が含まているため、爪にとっては、水分と栄養分の補給効果が期待できる。これを夜、就寝前に爪に塗り込んで、朝になったら、水と「voila (clean)」で洗い流す。
4.Give your nails a break
ジェル・マニキュアは爪をピカピカにしてくれる。けれども、これを使い続けると、爪が呼吸疲れをしてしまう。ときには、自然のままにして、休ませることも大切だ。
5.Exfoliate regularly
爪の表面には、古くなってカサカサになった角質層がある。これを定期的に擦(こす)りとって取り除くと、丈夫で健康な爪の層が現われる。爪磨きなどを使って、優しく、円を描くように爪甲 (nail plates)をマッサージすると、爪の光沢が戻る。
6.Boost your B vitamine
爪甲 (nail plates)が変形し、凸凹(でこぼこ)だったり、うねったりするのは、「vitamin deficiency (ビタミン欠乏症)」の可能性がある。爪の健康を保つためには「vitamin B9」すなわち「folic acid (葉酸)」の摂取が欠かせない。食生活に「beans (豆類)」、「wholegrains (全粒穀物)」を取り入れることだ。
7.Ditch the acetone
鼻にツンとくるアセトン。これが入った「nail removers (ネイル・リムーバー)」は爪を乾燥させて、痛めるだけ。アセトン・フリーの製品を選択すること。
おわりに:「たかが爪」と侮(あなど)っていると、爪を剥がしたり、身体を傷つけることもある。剣豪「宮本武蔵」は、爪の手入れを怠らなかったと聞く。