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奇怪な大学病院の中庭:ネズミがちょこちょこ走り回る! (BBC-News, August 7, 2020)

Rats in a communal garden at Llandough hospital

 カーディフの大学病院「Landough Hospital (ランド−・ホスピタル)」は、Walesの首都「Caridiff」と「Vale of theGlanorgan (ヴェール・オブ・グラモーガン)」一帯の住民約45万人の健康と保健を司る大病院だ。

 その管理・運営は、Cardiff大学医学部が中心となった「Cardiff & Vale University Health Board (カーディフ・ヴェール大学保健委員会)」が当たる。

 ところが、その病院関係者が、BBCの「The Local Democracy Reporting Service」に語ったところによると、この病棟の中庭は、長年、ネズミの繁殖地になっていて、日中でさえ、ネズミがちょこちょこ走り回る (scuttling around)。

 

 入院患者が外の空気を吸いたいと思っても、これでは中庭の散歩は危険だ。病棟の中庭は完全にネズミによって占拠されている。

 病院側は、苦情が出ても、これまで、ずうと「an ongoing issue(目下、取組中) 」を繰り返し、ときおり、ほんのわずか、中庭に手を入れるだけだった。

 なお、この大学病院は、2018年に「Health Inspectorate Wales (ウェールズ保健検査局)」の調査を受けていた。その報告書によると、やはり、「dirty and unattractive garden (汚くて、見苦しい中庭)」と指摘を受け、「thorough cleaning (全面的なクリーニング)」が必要とされている。けれども、ネズミの出没の件については、全く触れられていない。

 さて、「Landough Hospital」の管理者側の言い分だ。 

 『病棟の中庭にネズミが出ることについては、知っていたし、これまでも対策を講じて来た。環境保健上の深刻な問題として捉えている。コロナウイルスパンデミックが収まり次第、すみやかに、中庭のメンテナンス作業を再開させたいと考えている。』

  

おわりに:病院が不潔であってはならない。当たり前のことだ。ネズミはペスト菌の宿主だ。感染予防、病気の予防を二の次とし、不衛生な病院環境を見て見ぬふりをして来た責任者の罪は重い。外から、指摘されて初めて嫌々ながら動き出すようでは、UKの浮沈母艦も危うい。

" Rats desert a sinking ship.” [ネズミは、沈みかけた船を見限る。]

と言う。ネズミが、うろちょろしている間は、まだ、だいじょうぶと思っているのだろうか。

         (写真は添付のBBC Newsから引用)

www.bbc.com