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肌の「日焼け (sunburn)」:一生、皮膚ガンに取憑かれる原因! (RTE-News, June 17, 2020)

Childhood sunburn increases the risk of developing skin cancers later in life

 「ザザザ、ザー。ザザザ、ザー」。心地よい潮風に、打ち寄せる波の音。浜辺は、歩いても、立ち止まっても、寝転んでも、心が癒(いや)される。冷たい波に揺られて遊ぶ海水浴も、また楽しい。

 ただし、気をつけるべきは、「紫外線 (UV radiation)」だ。

 「The Institute of Public Health (公衆衛生研究所 IPH)」と「NUI Galway (アイルランド国立大学ゴールウェイ校)」が、共同で、学齢期10 -17歳の子ども約10,000人を対象にした「日焼けに関する調査」を実施し、その調査結果を報告書にまとめて、この 6月17日に公表した。その主な内容は次のとおり。

・調査対象者の子どもの約 90%は、直射日光を浴びて肌を焼く「日焼け (sunburn)」を経験済み

・過去 1年間の「sunburn (日焼け)」の回数が 1回以上:約 74%

・日焼け止め (クリーム)を使わない子ども:約 17%

・過去 1年間で「sunbbed (サンベッド) 」を使用した子ども:約 3%

 

 子どもの肌は紫外線に弱く、強い日差しに 3回以上当てると、その後の人生で、皮膚ガンの発症リスクが高まる。また、一度、紫外線で損傷を受けた肌は、二度と回復することがない。だから、紫外線対策が必要なのだと、IPHの Dr Helen McAvoyは、注意を呼びかける。

 なお、Irelandの年間皮膚ガン発症数は、以下のとおり。

 

・melanoma skin cancer (黒色腫皮膚ガン):1,100人

・non-melanoma skin cancer (非黒色腫皮膚ガン):11,000人

 ただし、今の子どもたちの状況では、25年後に、皮膚ガンの患者数が2倍になると予想されるという。

 

 紫外線対策のお勧めは、「UV-index (UV指数)」が 3以上あるいは日差しの強い日中では、

・long-sleeve clothing:長袖の服

・sunscreen:日焼け止め (クリーム)

・sunglasses:サングラス

・wide-brimmed hats:幅広帽子

を着用し、できるだけ「日陰 (shade)」で過ごすこと。

 

おわりに:紫外線対策は、日焼け止めクリームをサッと塗っただけでは、大して役に立たない。「日焼け止め」を過信しないことだ。「用心」にまさる薬・治療はない。

                      (写真は添付のRTE Newsから引用)

www.rte.ie