一通の手紙が、AustraliaからUSの名優 Tom Hanks (トム・ハンクス)のもとに届いた。差出人は Corona de Vries (コロナ・デ・ヴィリース)君、8歳。
「あなたとあなたの奥さんが新型コロナウイルスに感染したと聞きました。今はだいじょうぶですか。」
そして、
「コロナという自分の名前が好きなんだけど、学校では、みんなから「コロナウイルス」と呼ばれ(いじめられ)ています。みんなに、そんなふうに呼ばれると、とても悲しくて、腹がたちます。」
すると、Tom Hanksは返信の手紙に、こう書いた。
「親愛なる友のコロナ君へ」
「手紙をもらって、私の妻も私も、とても嬉しく思いました。君のようなすばらしい友だちができるなんて、ありがとう。友だちは、友だちが沈み込んでいるときに励ましてくれるものだ。」
続けて、
「You are the only person I’ve ever known to have the name Corona - like the ring around the sun, a crown.”
[ 君は、これまで思いもよらなかった、ただ一人のコロナという名前の友だち。そう、太陽の周りのリング、コロナ(光冠)のようなコロナ君だ。]
そして、この手紙と一緒に「Corona」社製のタイプライターをコロナくんに送った。それは、Tom Hanksが「Gold Coast」のホテルで自己隔離(quarantine)している間中、ずうと使い続けていたものだった。
Tom Hanksの手紙には
「このタイプライターは、君にふさわしいと思った。私は、これをGold Coastに持ち込ん(で、またUSに持ち帰っ)たが、今は、君のところに返す。使い方をおとなの人に聞いて、これで私に手紙を書いてね。」
手紙の最後には、Tom Hanksの自筆で、本人が出演した人気アニメ映画「The Toy Story」の主題歌が書き込まれていた。
” PS! You got a friend in ME!”
[追伸:君はともだち]
(写真は添付のBBC Newsから引用)