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バクテリアがウヨウヨのスマホ:そのクリーニング法! (RTE-News, March 13, 2020)

Soap, water and a cloth.

 今年1月に中国武漢で発生した新型コロナウイルス。コンピュータ・シミュレーションの解析によって、新型コロナウイルス感染が「pandemic (世界的大流行)」に拡大すること、その結果、多数の人間が死亡し、世界経済に大打撃を与えることは百も承知だったはずだ。それなのにWHOは、なぜか、注意喚起・感染防止対策をのらりくらりと先送りにして来た。その責任をWHO事務局長Tedros Adhanomは、どのように釈明(言い訳)するのだろう。

 この騒ぎのプラス効果など、あるはずがないし、それを口にすること自体が不謹慎だが、敢えて探すと、スーパーなどの入り口で、人々がよく手を洗うようになったことだろう。

 しかし、「寝ても覚めても」、「ねこもしゃくしも」、「食事・調理中、四六時中」手放せなくなって、急かせかと忙しく指を動かしているものと言えば「スマホ」。なかには、ポテトチップを口に運びながら、スマホをいじっている姿も.......。

 あんな手で、スマホ画面にベタベタ触って大丈夫なの?

 ここに、UKの「Insurance2go」が、スマホ画面の衛生状況について調査した結果がある。その会社は、利用者の「iPhone」、「Samsung Galaxy 8」、「Google Pixel」3種のスマホに付着した「aerobic bacteria (好気性バクテリア)」、「yeast( 酵母菌)」、「mould (カビ)」を調べた。

 その調査方法の詳細は不明だが、バクテリアの増殖指標あるいは不潔指標として知られる微生物の「colony forming unit (コロニー形成単位 CFU)」は、次のとおりだった。

Samsung Galaxy 8:100CFU/cm2

iPhone:40CFU/cm2

Google Pixel:12CFU/cm2

 ちなみに、トイレの便座 (toilet seat and flush)は、24CFU/cm2。

 また、Insurance2go」の調査対象には、ウイルスが含まれていない。しかし、バクテリアの汚染がひどいのに、ウイルスがゼロとするのは無謀な推測だ。

 さて、多くのスマホメーカーは、定期的にクリーニングアップすることを推奨している。たとえば、Apple社は、濃度70%のイソプロピル・アルコール液付きのクリーナーを使うようにとし、クリーニングの際には、とくに汚れやすいカメラ部分やボタン周りを丁寧にするようにと呼びかける。

 なお、スマホ専用のクリーナーが、すぐに手に入らないときは、メガネ拭き用の、やわらかいマイクロファイバー布でも代用可能だ。これにちょっとだけ、水と手洗い石鹸を染み込ませて、スマホ全体をさっと拭く。ただし、スマホのバッテリー部とスピーカーの箇所は、水分を嫌うので避けた方が良い。

 一日に何度も触るスマホは、清潔にすることに越したことはない。使用後はもちろん、公共機関から降り立った後でも、クリーナーで一拭きして置く方が無難。

おわりに:スマホはトイレの便座より「4倍も不潔」。「不潔で何が悪いと居直る」か、「素直にこれを認めて、清潔に保つように心がける」かは、本人次第だ。

                          (写真は添付のRTE Newsから引用)

www.rte.ie