ないと困るが、いくらあっても困らいないものの一つがお金。しかし、どんなに富豪でも、お金を湯水のように使っては、3代目になると、身代が傾くと言われる。
また、急にお金を貯めようと思ってみたどころで、すぐに貯まるものではない。
「お金が欲しい、お金が欲しい」と嘆いても、ないものはない。お金は働いて稼ぎ出し、その上で、ムダ使いを避け、節約して貯めるものだ。
「The Money Doctor 2020」の著者 Mr John Loweは、お金を貯めるコツを分かりやすく説明する。
1.ムダ使い習慣を捨てる
これまでの生活習慣を見直し、節約型指向の生活スタイルに切り替える。「そんなことは分かり切っている」と思う人は、お金に縁のない人。お金を貯めるために必要なことは知識20%、実行力80%。
2.値切る
どうも「値切る (haggling)」のは苦手で、それに、そんなことは「野暮 (crass)」ではないかと、上品ぶっていると、海千山千、百戦錬磨の、研修で鍛え上げられた営業マンの「カモ」にされる。
たとえば、新車の購入では、どこの国でも値引き交渉は当たり前になっている。ホテルの予約もしかりだ。禁煙室の、見晴らしの良い部屋、あるいは追加ベッドを希望するなら、きちんとその旨をホテル側に伝えて交渉することだ。追加料金を要求されて、これを黙って鵜呑みする人は、おめでたい人か面倒くさがりや。
営業とは、客の懐(ふところ)からお金を巻き上げるのが仕事。どんなに「これが最高のお得 (the best deal)」と、猫な声で囁かれても、迂闊にその手に乗らないこと。
3.情報網を活用しよう
同じ車種の自家用車でも、デーラーによって価格もサービスも違うもの。ネットや友人から情報を集めて、それを買い物に利用すると、お金の節約になる。
アフターサービスの悪い販売店、週末に閉店して不便なデーラーあるいは一度買い物に失敗したスーパーとは、さっさと縁を切ることだ。
4.小さな節約が大きなボーナスに
ガソリンの給油や買い物に、いつものガソリンスタンド、スーパーと決めていないだろうか。たとえ、ガソリン1リットル当たりの価格の差がわずかでも、年間を通した違いは大きな額 (ボーナス)になるもの。ガソリン代に注意して、これが節約できたら、他のものでも節約できるはず。
5.買い物・契約はチェックにチェック
節約できる「割引券 (vouchers)」があるのに、その使用期限の確認を怠ると、ムダなお金を使う羽目になる。また大きなな買い物や契約を結ぶときは、キャンセル代を確認することが大切。「食器洗」「洗濯機」なども設置場所や使い方を十分にチェックしよう。不明な点、疑問に感じた点は、遠慮せずに店員に確認することだ。
(次回に続く)
(写真は添付のRTE Newsから引用)