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冬をスマートにすごす!:これがアイリッシュ流 (RTE-News, December 21, 2019)

You don't need to sacrifice your comfort in the process.

 どんなに寒く暗い冬だって、暖房で室内を暖かくすると、それは快適だ。しかし、冬場の灯油・電気代はグーンと跳ね上がる。それに、セータ・ブーツなどの冬物を揃えるのも、結構お金が掛かる。

 できることなら、ムダなお金もエネルギーも使わないことに越したことはない。「けち、しみったれ (stingy)」と自然派の「節約(saving)」とは根本的に違うことだ。

 

 ここに、冬シーズンのアイリッシュ流「グリーンライフ・スタイル」を紹介する。「CO2排出量 (carbon footprint)」を抑えて、地球に優しいばかりか、まるで翼が生えたかのように、財布から飛んでいくお金を抑えることができる。

  1. Eat seasonally:旬の野菜・フルーツを食べる

 人間が日ごとに贅沢になり、加えて流通システムが発達すると、ネギ・レタスにトマトやキュウリ、バナナ、リンゴなどが一年中、スーパーの店頭に並ぶようになった。

 けれども、冬場のトマトも贈答品のスイカ・メロンも、遠隔地の農園あるいは温室で、または温暖な地域・国で栽培され、それが都会に運び込まれたものだ。トマトを例にとると、冬場のトマトは旬のトマトとは味も栄養価も違う。また、その価格には莫大な輸送・流通コストが加算されている。

 フランスは、このほど、冬、店頭に並ぶトマトをエコ食品から外すことに決定した。贅沢を趣味とする人ならともかく、合理的な生活、自然環境に配慮した生活を望むなら、野菜・フルーツは旬に限る。

  1. Wear an extra jumper before putting on the heating:重ね着1枚が暖房費の節約に

 床暖房のスイッチを入れると、そのコストは約100円/時。1日最低13時間、床暖房をつけると約1,300円/日、1ケ月当たり、約40,000円となる。この出費は決して少なくない額だ。日中、少しでも晴れたときには、暖房を切って、セータやジャケットを1枚多めに着ると、冬の暖房代は目に見えるほど違うはず。

  1. Carry hot drinks in a reusable cup:ホットコーヒーはマイカップで

 寒いときは誰でも暖かい飲み物がほしい。携帯用で、簡単に折り畳んでバッグに収納できるコーヒーカップが販売されている(登山・トレッキング用品店でも購入可)。

 プラスチック容器や紙コップの時代は、もう過ぎた。外出先 (on-the-go)でコーヒー・紅茶を飲む際に、このマイカップを使うと粋(いき)だ。

  1. Shop for second-hand winter clothes:冬物はセカンドハンド・ショップで

 毎年、夏になるとデパートで夏物のワンピースを買い、冬になれば冬物を買う人が少なくない。しかし、使い捨て時代はもう終わった。誰かが大切に着た「vintage coats (古着)。これは「a cheap fast-fashion version (安価なファースト・ファッション品)とは、ちょっと違った一点物の味がある。最近はネット上でも販売されるようになった。

  1. Carpool with friends

 冬シーズンは、道路が凍って滑りやすく、車のガソリンの消費量も上がる。通勤の方向が同じなら、友達と一緒にマイカーの「相乗り(carpooling)」がお勧め。交通渋滞の解消に貢献できる上、お金が節約できて、楽しい会話で車内は「toasty feeling (ホットな雰囲気)」。少々の交通渋滞も気にならなくなる。

                                                (写真は添付のRTE Newsから引用) 

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