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人類史上 最古の壁画:なんと「半獣半人」が狩りをする場面だった! (BBC-News, December 12, 2019)

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 古今東西、人類は、ときとして、生活の中で起きた事件を、何かに書き留めておきたい衝動に駆られるものらしい。

 遠い国と言っても、インドネシアボルネオ島から更に東の海上に浮かぶ「Sulawes i(スラウェシ島)」に、今から約44,000年前に住んでいた古代人のことだ。
 その島には、多くの洞窟がある。その一つ「Leang Blulr'Sopong 4」の洞窟の壁面に、幅およそ 5mにわたって「hunting scenes (狩り場のシーン)」がダイナミックに描かれていた。

 勇者が、手に手に槍 (spears)やロープを持って、巨大なウシ科の動物「anoa (アノア)」、「wild pigs (イノシシ)」に立ち向かう様子だ。それが、迫力あるダイナミックなタッチで描かれている。

 不思議なことに、狩り人(びと)の姿が異常だ。「part-human, part-animal (半獣半人)」の元祖に違いない。人間らしくもあるが、尾があり、口は突き出ていて、ブタの「鼻 (sprout)」の形をしている。

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 Griffin大学の Mr Adam Brummらの研究チームが、この壁画に使用された「calcite (カルサイト)」の年代を、放射線年代測定 (ウランートリウム法)によって調べたところ、イノシシの描画は43,900年前、アノアの描画は40.900年前と判定された。
 壁画は、長年にわたって大事に守られ、次々に手を加えられた可能性が高いと言う。

 なお、Mr Brummらの研究は、科学雑誌「Nature」に発表された。
 
                                                  (写真は添付のBBC Newsから引用)

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