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好かれて、嫌われる!:その名は、ベルギー生まれのスプラウト (RTE-News, December 4, 2019)

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 これほど、好き (loved)、嫌い (loathed)がはっきり分かれる野菜は、他にない。クリスマス・イブのデナーで、七面鳥の肉料理の「付け合わせ (side dishes)」として添えられる「Brussels sprouts (芽キャベツ)」のことだ。
 芽キャベツは、キャベツ、ブロッコリー、ケールなどと同じ「Brassicaceae family (アブラナ科)」の野菜。原産地はベルギーだ。16世紀、そのベルギーで、この芽キャベツがたくさん食べられるようになったことから、「Brussels sprouts」と呼ばれる。

 若い芽キャベツは「nutty and earthy smells (ナッツの香りと土臭さ)」が混じる。食卓に上がっても、人気は今一つ。「soggy and slightly pungent (ブヨブヨして、ちょっと鼻にツンと来る)」野菜と酷評し、これを食べないでゴミ箱に捨てる人もいるとか。

 しかし、一見、「humble (地味)」に見えても、これが、実は、体に必要なビタミン・栄養素をたっぷり含んで、細胞の若返り (rejuvenation)にも効果がある野菜だった。
 
 以下に、芽キャベツに秘められた健康パワーを示す。

1.They're high in fibre.:植物繊維たっぷり
 冬期の芽キャベツには100g当たり食物繊維が 3.5gも含まれる。「bowel movement (お通じ)」が良くなり、コレステロール・血糖値が下がる。加えて、糖尿病、心臓病、大腸ガンの予防に効果があるとされる。
 さらに、芽キャベツを食べると、満腹感を覚えるため、食後のデザートはとても無理。ウエスト・ラインを気にする方には、とっておきの一品だ。

2.Sprouts are rich in vitamins and nutrients:ビタミン・栄養素が豊富
  芽キャベツときたら、体に不可欠なビタミン、ミネラル、栄養素の「オンパレード(portfolio)」。食物繊維の他にも、ビタミンK, C, Aそして葉酸 (folic acid)、マグネシウムMnまで含み、次のような効能をもたらしている。

・vitamin K:血液凝固を防ぎ、血液サラサラに。また骨を強くする。
・vitamin C:成長と傷の修復に不可欠
・vitamin A:視力を高める
・folic acid:赤血球をつくるために重要
・manganese:脳内神経細胞を健全に保つ

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3.They're low in calories:低カロリー食品
 芽キャベツカップ (78g)のカロリーは、たったの28 cal。減量レシピーに最適な野菜だ。サラダにして生(なま)で食べるのかお勧め。

4.They contain ALA omega-3 fatty acids:オメガ3脂肪酸がたっぷり
 オメガ3脂肪酸の中でも、植物由来の「a-linolenic acid (a-リノリン酸)」が、半カップ(78g)当たり、135mgとたっぷり含まれている。この脂肪酸は、脳の健康、とりわけ認知機能の衰えを抑制し、うつ病や不安神経症 (anxiety)に効果がある。

5.They're good for bone heath:骨を丈夫にする
芽キャベツに含まれるビタミンKは骨密度 (bone density)を高めて、骨を丈夫にする。骨粗鬆症患者 (osteoporosis patients)や「postmenopausal women (閉経後の女性)」が転んで骨折するリスクを低減する。

付録:それでも、芽キャベツが嫌いな人は、どうすればいいか。RTEのお勧めは、バナナ、ベリー、オレンジ、ハチミツなどと一緒に芽キャベツをミキサーに入れて、smoothie (スムージー)をつくること。芽キャベツに含まれるビタミン・栄養素を抵抗なく摂取できる。

おわりに:「好きだ、嫌いだ」と、一つのことにこだわっていると、偏屈で偏った人間になる。何事をするにしてもそうだが、泉に湧く水のように清らかで、大空を駆け巡る風のように自然体でありたいものだ。

                                                                  (写真は添付のRTE Newsから引用)

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