冬はどうしても、カサカサの乾燥肌 (dry skin)になりすい。気温が下がって大気中の湿度 (humidity)も下がるためだ。それに、室内・車内のエアコンが拍車を掛ける。顔、足首、背中までが乾燥して痒(かゆ)くなる。夜、ベッドに入って、体が温まると、その痒みは一層激しくなり、眠っている間に掻きむしってしまう。
こうなると、皮膚の「角質層 (stratum comeum)」が傷つき、その保湿力もバリア機能も失って「vicious cycle (悪循環)」に陥る。
さて、皮膚科学が専門の Dr Catharine Denningによると、乾燥肌を防ぐスキンケアには 5つのコツがあるという。以下にそれを示した。
1.Don't overheat in the shower:シャワーの温度を上げ過ぎない
寒い夜は、つい、熱めのシャワーを浴び過ぎてしまいがち。しかし、これが乾燥肌にとっては大敵だ。ぬるめのシャワーを浴びて、さっと切り上げることが望ましい。もちろん、シャワーの後は、直ぐに高保湿クリーム (incentive moisture facial creams)を塗るように。
2.Exfoliate gently:そっと古い角質層を取り除く
「直ぐに、ピンとこない (counter-intuition)」かも知れないが、乾燥して死滅した「角質層」は、そっと取り除いた方か良い。成分表に「lactic acid (乳酸)」と記入された洗顔クリームを選んで、カサカサに乾燥した部位に塗ると、古い角質層が取り除かれ、同時に、皮膚に潤いが与えられる。
3.Boost your barrier function:バリア機能の強化
寒くなると、皮膚の角質層を覆っている薄い皮質膜 (hydrolipid films)が、さらに薄くなる。この膜はとてもデリケート。油分の少ない保湿クリームで保護することが必要だ。
4.Say no to alcohol:保湿クリームのアルコール成分に注意
保湿クリームは、保湿効果の高い「cety alcohol (セチル・アルコール)」か「lanolin (ラノリン)」が入った製品が有効。
5.Consider a humidifier:加湿器の導入
朝、ベッドから起きて、顔がカサカサしていたら、寝室が乾燥し過ぎの証拠。加湿器を使って室内を適度な湿度に保つのも選択肢の一つ。
(写真は添付のRTE Newsから引用)