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10年前に買ったマック・バーガ: なぜかカビが生えない、腐らない! (BBC-News November 1, 2019)

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 アイスランドで、McDonaldの全店舗が閉店したのは2009年。その閉店直前に、Mr Hjortur Smarasonは、「Cheeseburger」と「fries (ポテトチップス)」を買った。
 しかし、買ったことは買ったが、Mr Smarasonはこれを食べずに、ビニール袋に入れてガレージの棚に上げて置いた。

 実は、McDonaldの店で売られているものは「never decompose (絶対に腐らない)」と、噂で聞いて、その噂が本当であるか、試してみたくなったのだ。

 それから、3年経っても、ハンバーガはほとんど痛んでいなかった。そこで、これを「The National Museum of Iceland (アイスランド国立博物館)」に寄贈した。ところが、博物館側では、保管設備がないとの理由で、その奇妙なハンバーガは返却になった。

 その後、「burger」は、一旦、Reykjavikのホステルに預けられたが、最終的には、アイスランド南部のホステル「Snotra House」に落ち着く。Mr Smarasonが買ったときから10年が過ぎていた。現在、ガラス箱に入って「健全ぶり (robustness)」を発揮し、その写真がウェブサイトに流れると、毎日 約40,000件のアクセスを受ける人気者となった。当の写真は、と言うと、

"There is no mold, it's only the paper wrapping that looks old."
[ (購入してから) カビは一切生えず、ただ、ハンバーガの包み紙が古ぼけているだけ。]

 McDonald's社は2013年、次のような声明を発表した。
"In the right environment, our burgers, like most other foods, could decompose, but without moisture in the environment they were 'unlikely to grow mould or bacteria or decompose' ,"
[ 適切な環境でも、当社のハンバーガは、他の食品と同様に腐敗することがあります。ただし、水分のない環境では、カビや細菌が繁殖することも、腐敗することもほとんどなくなります。]

なお、Iceland大学のBjon Adalbjorsson上級講師によると、
"Without moisture, 'food will simply dry out'.
[ (大気中に) 水分がなければ、食品は単に乾燥するだけ。]

おわりに:腐敗を防ぐだけだったら、南米チリの「Atacama Desert」の砂の中にでも埋めておけば済むことだ。ハンバーガなら数百年経っても、腐らないだろう。むしろ、普通の状態で腐らないことに疑問を感じる。それは、怪しげな食べ物ではないか。
                                                            (写真は添付のBBC Newsから引用)

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