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あなたの「もったいない精神」が地球を救う:それはなぜか!(その2) (RTE-News, October 15, 2019)

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 命を支える「食」。これを、疎(おろそ)かにして栄えた家も国も聞いたことがない。我が儘(まま)が過ぎた「食」は、人の健康を害し、家・国を滅ぼし、自然界、地球環境さえ崩壊させ兼ねない。
 RTEは、ひとり一人が「食品ロス」に目を向けることの大切さを訴える。以下は家庭でできる食品ロスの減らし方だ。

1.Make a shopping list:買い物リストをつくる
 メモ用紙、手帳、i-phone、何でも構わない。料理プランと冷蔵庫の中身を頭に入れて、スーパーで買いたい品目をリスト・アップすること。それを、お年寄りの「old-fashioned shopping」とバカにしてはいけない。

2.Get savvy with your freezer:フリーザー(冷凍室)を活用する
 食べ切れなかったり、調理で余った野菜 (ブロッコリやホウレン草)、パン、タマゴなどは棄てずにフリーザーに入れると、長期保存ができ、必要なときにいつでも利用できる。もちろん、市販の冷凍食品も、少しずつ調理できるので使い勝手がいい。
 ただし、フリーザー室を開けたとき、保存食品が直ぐに見分けられるように、フリーザー・パックにラベルを付けると便利だ。

3.Love your lunchbox:すてきなランチボックスだって、できる
 夕食の「残り (leftover)」のニンジンなどを小さく切って、保存して置く。付け合わせの「hummus (ハマス)」を添えると、りっぱなランチボックスが完成する。

4.Operate a self-service system:テーブル・セットはセルフサービス式に
 家庭の食事であれ、パーティであれ、各人に料理を盛りつけると、どうしても食べ残しが増えてしまう。テーブルの真ん中に料理を盛りつけた大皿を据えて、そこから各人がセルフサービス式で、好きな料理を好きなだけ、自分の小皿に小分けして食事するようにすると、食べ残しを減らすことができる。大皿に残った手つかずの料理は、そのまま保存し、次の食事に使える。

5.Choose foods that are local and in season:地産地消食品で季節ものを選択
 季節ごとに違う、旬(しゅん)の野菜やフルーツは、とにかく新鮮で、美味しい。それに食品の輸送・保管に要するエネルギーも不用。地産地消の農産物を購入すると、地域経済の発展に貢献することにつながる。

6.Get composting:コンポストをつくろう
 最悪、どうしても棄てざるを得ない食品、あるいは調理の際に避けられない大根の皮、オレンジの皮などの調理クズは、他のゴミと一緒に棄てないで、それだけを別にして容器に入れ、「home coposting (ホーム・コンポスト)」にする方法もある。それをガーディニングに活用すると効果抜群。

7.Be a Food Waste Champion:
 食品ロスは、環境にも家計にもマイナスと理解していても、一人では、その低減対策がなかなか実行できないもの。「house-shares (シェア・ハウス)」で暮らしたり、「share canteens (社内食堂)」が利用できる人は、その台所あるいは食堂に、誰でも自由に食べても良い「Please Eat Me spot」を設けて、各人が食べきれない食品を持ち寄るようにすると、食べ残しを減らすことができる。
 また、食事のとき、食べ残し (leftovers)が出たら、

"Don't afraid to ask to take it away for later."
[ 恥ずかしがらずに、「持ち帰りにさせて」と言おう。]

 食べ残こすことが美徳でもないし、それを持ち帰ることが恥辱にはならないはずだ。ただし、日頃から、友人・グループ間で、このことについて話し合って置くことが大切。勘違いされて、嫌な思いをせずに済む。

おわりに:RTEの記事は、こんな英文で締めくくる。あなたの心優しい小さな取り組みが、地球にとってどれだけ掛け替えのないものか。それは宇宙の創造主が知っている。
「The more people that start thinking about their food waste, the better for our planet.」

                                                                www.rte.ie