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治ったはずの乳ガン:突然、他の部位で再発する「悪玉」極めつけ! (BBC-Health, October 11, 2019)

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 乳ガンの診断・治療技術は、この40年間で飛躍的な進歩を遂げた。今や、乳ガンは早期に適切な治療を受けると完治できるとまで言われるようになった。
 けれども、その初期乳ガン (initial stage of cancer)が曲者だ。実は、優れた専門医にとっても、これを発見するのが極めて難しいと言う。それに、ガンは盗っ人・詐欺師のようにしぶとく、巧妙・狡猾で、生き残りの術に長(た)けている。

 乳ガンが消滅したと思っても、ガン腫瘍細胞は密かに体の他の部位で生き残り、増殖のチャンスを狙っている。
 UKでは、乳ガンと診断される患者数が年間約55,000人。しかし、約35,000人が乳ガンであることに気づかないで生活しているとされる。

 なお、乳ガンで死亡する人は年間約11,500人。そのほとんどは、乳ガンが体の他の部位に転移した「secondary Brest cancer (2次乳ガン)」で亡くなっている。

"The advanced, or metastatic form of the diseases means the cancer has spread through the blood and created secondary tumours in the bones, liver, lung or brain."
"It cannot be cured and patients stay in treatment for the rest of their lives."

[ 進行性乳ガン、すわわち転移性乳ガンとは、ガンの腫瘍細胞が血液によって体中に運ばれ、骨、肝臓、肺、脳などに2次腫瘍を形成するガンだ。]
[ この種のガンを治癒することは不可能。患者は治療で明け暮れする余生を送ることになる。]

 主な「The symptoms of secondary breast cancer (2次乳ガンの症状)」は、以下のとおり。

・不意に体重が減った、あるいは食欲がなくなった
・肋骨の下や上腹部の当たりに、不快感または腫れがある
・激しい頭痛あるい長引く頭痛
・視力、話し方が変わった
・気分がずうと優れない
・息切れや乾いた咳がする
・バランス感覚がなくなった、あるいは衰弱するか、手足の感覚に異常がある
・腕、胸骨、鎖骨の下に、痼(しこ)りや腫れがある
・常に骨(とくに背骨、腰、あばら骨)に痛みが走り、夜になると痛みがひどくなる。

                                                     (写真は添付のBBC Newsから引用)

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