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電子タバコを吸って急性重症肺疾患、そして死亡:USで5人目! (ANY News, September 7, 2019)

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 タバコは呼吸器系疾患、心血管疾患、ガンの元凶だ。しかし、若いときからタバコを吸い続けても、運良く病気にならずに一生を送る人もいる。WHO (世界保健機関)によると、タバコを吸って生き残りができる人は2人一人。

 これに対して、「e-cigarette (電子タバコ)」は、一般に紙巻タバコよりも安全と受け止められている。ただし、長期間、これを吸い続けたときの健康に与える影響については、何も分かっていない。
 安全だと声高に宣伝するのは、電子タバコ製造メーカーと一部の電子タバコ愛好家ぐらいだ。安全性を立証するための臨床試験も医学的な研究も遅れに遅れ、わざと遅らせているのでは、と勘ぐりたくなるほどだ。

 そうこうしている間に、また、電子タバコの犠牲者が出た。USのLos Angelsで電子タバコを吸った高齢者が「severe and sudden lung illness (急性重症肺疾患)」を発症し、死亡した。当局は電子タバコとの関連性が濃厚と判断している。
 これまでも、USでは

・Illinois
・Indiana
・Minnesota
・Oregon

で死亡者が出ていて、いずれのケースも「The US Centers for Disease Control and Prevention(アメリカ疾病予防管理センターCDC)」によって、死亡原因が電子タバコにあると確認されている。 
 CDCは、現在、電子タバコが原因を推定される「lung illness (肺疾患)」450 件を調査しており、その内の215件については、すでに肺疾患の原因が電子タバコにあると判断し、残りについては調査継続中だ。

 「Los Angels County Department of public health (ロサンゼルス公衆衛生省)」の保健衛生官Mr Muntu Davisは次のように注意を促す。

"Our recommendation ... is that if you don't have to vape, don't do it right now. There really is a lot of unknowns. There is a lot of information that needs to be gather."
[ 当局のお薦めとしては、どうしても吸わなければ成らない理由がなければ、今すぐ(電子タバコを)止めることだ。(電子タバコについては)分からないことが多い。その上、調査すべきことが余りにも多い。]

むすび:見た目の「かっこよさ」と「健康な体」。人はどちらにするか、選択を迫られている。

                                                        (写真は添付のANY Newsから引用)

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